おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2024/12/25(水) 06:30 | 自分がもらったジコチュー |
今度は誰かにわけてあげよう。
◇◆◇◆◇おしらせ◆◇◆◇◆
おしらせ①園だよりオンライン
読んでほしいです!とっても!
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おしらせ②講演+交流会
小学生が心の底で求めているのはどんな生活環境?
といったふわふわした話題を発達心理学の視点で掘り下げます
普段の生活がちょっぴり楽になる内容で、幼児の保護者にもオススメ
◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
「子供と大人って、発達の方向性が真逆なんだな」
と改めて考えたきっかけの話。
12/23の投稿の続きです。
アメリカの心理学者ハワード・ガードナーはこう言いました。
↓
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成人発達の本質は自己中心性の減少
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ガードナーに怒られるのを覚悟して、ものすごく雑にまとめましょう。
他者を尊重できるのが大人です。
で、話はここから。
「大人」は自己中心性を小さくしていくのが発達課題として重要、ということですが…
「子供」はどうなのでしょうね?
私達はよく、小学生のみならず幼児にも声をかけます。
「他人に優しくしましょう」と。
ええ、もちろん正しいです。
友達を突き飛ばしたり、チクチクする言葉を投げたり、はイヤですから。
優しいに越したことはありません。
反対に、自己中心的であることは悪いこと・わがままな態度とされます。
「ジコチュー」というフレーズがまさにそのことを表してるでしょう。
他方、もっと根本的なところで疑問に感じるのも確か。
「自己中心性を減少」させていくのは、子供の心理発達として適切なのか?
ある意味、自己中心的なのがこども本来の姿なのではないか?
おにわ通信なのでハッキリ言います。
子供、特に幼児は自己中心性を「拡張」していくことこそ大切。
幼児時代には思いきり自己中心的に生きよう!ということですね。
一般的には確実に誤解される言い方なので、補足させてください。
確かに、自分だけ楽しければいいとばかりに玩具を独り占めするのはよくありません。
友達の分まで果物を食べてしまって知らん顔するのも、放っておいてはいけないふるまい。
とはいえ、やはり幼児はある面で自己中心的でなければならないのです。
頻出のコレを見てください。
↓
幼児期はとにかく「向かう力」を伸ばしたい時期。
大人のサポートを得て、友達との関係を試行しながら、とにかく遊び続けるのです。
温かい関係の中で大きくなった「自己中心性」は、実は悪さをしません。
その中には「他者への敬意」が当然のものとして含まれているからです。
自分の自己中心性を心の底から応援してくれた仲間(大人・友達)を、子供が喜ばないはずないのですよ。
そしておそらく…
そうやって適切に大きくなった自己中心性を、今度は他者に、特に幼児の発達のために捧げていくこと、
それが
「自己中心性の減少」
なのです。
ガードナーがここまで考えていたかはわかりませんけどね。
「子供のわがままがつらい…」というあなたの悩みが、少しでも軽くなることを願います。
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