おにわ通信 バックナンバー
| 日時 | タイトル |
|---|---|
| 2026/03/31(火) 06:30 | 伴走者のタスク |

不足する意志。
◇◆◇◆◇おしらせ◇◆◇◆
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◇◆◇おしらせここまで◆◇◆

おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
※今回の内容をnoteで読む(←タップ)
(noteでは画像もあります)
willがfulなだけ(前回の投稿)では、1~3歳の時期に育つべき心の特徴をお話ししました。
それは「Will」。
日本語で「意志」。
「意欲」でも「やる気」でも「チャレンジ精神」でも、何でもいいです。
平たくいうと、「やりたいことをやってみる、やりたくないことをやらないでおく」という心の力ですね。
「willful」の訳は「わがまま」でなく「意欲的」であるべき、と強調したのを覚えてくださっていると思います。
これを踏まえ、今回の話題はこちら。
↓
_______________
●AIは行き渡り、意志は不足する
●綿棒の容器を持ち上げたい1歳
●伴走して「意志」を伸ばす
●これだけは避けたい=「疑惑」
●そのために不可欠の生活基盤
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最初にいっておくと、「意志」はAI時代に必須のスキルです。
「やりたいことをやってみる」力は、AIが持ちえないものだからです。
昨今、ChatGPTやGemini、CopilotにClaude、多くの人が生成AIを利用したことがあるはず。
すると、次の考えが実感できるでしょう。「AIは、指示を実行する能力はべらぼうに高いが、自らの意志はない」。
AIに「私は今、とても落ち込んでいるんだけど、元気になる方法は何かな?」と尋ねれば、「こんな音楽を聴いてみては?ドライブはいかが?有名なレストランを予約しましょうか」と、出力されるでしょう。
しかし、あなたが笑顔を思い描き、「元気なさそうだね。一緒にゴハン行こうよ」と自分から働きかけてくれることはありませんね。
Willがないからです。
AIは大切な人のために「やりたいことをやってみる」ことなどないし、そもそも彼(?)らに「大切な人」は存在しません。「やりたいこと」もない。
そんなAIは、ロボティクスという身体性を得て、社会の物理的中心になるでしょう。
イーロン・マスクは「ロボットの数は2040年に人間の労働者数を超える」のように構想しているそうですし。
ここで有名な心理学法則。
ヒトは少ないものに価値を感じます。
ロボが行き渡った世界で、つまり意志なき身体ばかりの社会で、意志の価値は爆上がりする、と私は予想しています。
というか間違いなくそうなります。
希少性の法則自体は消滅しないので。
ただ、意志の力を十分に、そして適切に使いこなせる人は、実はあまり多くありません。
「自分で考えず正解求めてばかりの若者」などという存在が取り沙汰され、社会問題化していますが、まさに「やりたいことをやってみる」力の不足を象徴していますよね。
「意志はAI時代に必須のスキル」である理由がわかるでしょう。
意志の力を高められた人は、今後ものすごく貴重な存在になるのです。
その意志が、というか意志の核・コアがぐんと伸びるのがこの1~3歳の時期。
大切にするっきゃない。
1歳や2歳が「やりたいこと」って、例えば何でしょう?
●靴を履きたい
●階段を登りたい・降りたい
●お箸で豆を食べたい
●(晴れた日でも)長靴で歩きたい
●石をひっくり返したい
●リビングのリモコンを触りたい
●池の水を触りたい
などなどなど…
多様性とは1~3歳のためにある言葉かと思うほど、彼/彼女らの意志は多彩です。
私の娘は、1歳の頃だったか、「綿棒の容れ物」を持ち上げたいけど(指が短いために)持ち上げられない、という理由でわんわん(ぎゃあぎゃあ)泣いたことがありました(かわいい)。
どうしても(片手でなく)両手で●●●パンを持って食べたい、といって大泣きしたことも(かわいい)。
「やりたいことをやってみる」気持ちは、こんなにも何気なく、そして強烈なのです。
それらすべてに自分の力で挑戦したいのが1~3歳くらいの人間の性質なのですよね。
日常のすべての場面に意志の片鱗を見出す、くらいのつもりでいるのがオススメです。
意志を見逃しづらくなりますから。
そんな、生涯にわたって極めて重要な「意志」を、周りの大人たちはどうサポートしたらいいのか?
一言でいうと「伴走者」になる感覚なのですが…
ちなみに、0歳で育つ心の特徴を掘り下げた回では、0~1歳は「嬉しい気持ちでいたい」ものなのだ、と話しました。
そういう生活を送っていると、1歳を過ぎる頃、自動的に出てくるのですよ意志が。
「やりたいことをやってみる」心が。
すっかり安心した気持ちでいると楽しそうなことに目が向く、という感じ。
ここで、心を育てる原則を語り尽くした回の内容を振り返ると…
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心理発達の黄金ルールは「繰り返す」こと。
何をおいてもまず「継続」すること。
単純な話、心は反復練習で育つ。
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整理しましょう。
_________________
1歳の誕生日を迎えるあたりから、「やりたいことをやってみる」傾向が強くなっていく。
↓
心の発達には「反復」が欠かせない。
↓
「意志」を「反復」するのがベスト。
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そう、理屈としては驚くほど簡単です。
「意志をたくさん使えるように応援してあげましょう」というだけの話ですから。
しかし、おそらくあなたが一番よくわかっていると思いますが、言うは易く行うは難し。
直接の子育て行動をあまりしたことのない人、例えば平日フルタイム勤務で土日は一人で遊びにいってしまう(昭和風味の)父親などは実感しづらいことですが…
「子どもが意志をたくさん使えるように応援する」って、並大抵の企業勤務よりはるかに重労働です。
子どもが満足する水準で欠かさず実践しようものなら、心身がヘトヘトになり、毎日20時には寝落ちするでしょう。
夕飯を作る気力が残ればラッキー。
それこそ「伴走者」ですね。
伴走者は、視覚にハンデのある人が走るのをサポートするのが主な仕事。
自動車で並走して指示を出す「コーチ」とは異なります。
一緒に走るのです。
同じ距離を、同じ速度で。
しかも、ランナー本人が走りやすいよう地図を頭に入れておいたり、コースの状態を気にしたりしながら。
ここで、伴走者は、ついラクをしたくなります。
今日も書きすぎた(2,500字)ので、次回この続きから話しましょう。
伴走者が絶対に避けるべきポイント、それから、不可欠の生活基盤について。
※noteでもう一度読む(←タップ)
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