おにわ通信 バックナンバー
| 日時 | タイトル |
|---|---|
| 2026/02/04(水) 06:30 | 愛着と性犯罪 |

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ゲストライター:あめちょこ
おはようございます。
水曜日担当のあめちょこです。
先週の投稿「ACE理解、と同時に」の続きになります。
愛着とは、養育者(おもに母)と子どもの愛情豊かな結びつきのこと。
書籍や論文で愛着について語られる時、さまざまな説明がなされます。
例えば、愛着は、人の発達の土台となり、愛着が不安定な人では、発達の問題もみられやすいこと。
また、対人関係だけでなく、社会性や情緒、行動、認知の面での発達やストレス耐性にも影響し得ること。
だからこそ、乳幼児を育てるうえで、養育者(主として母)の役割は重要。
だと思うのですが、そのことを丁寧に伝えたとしても、
「そうはいってもね、子育てっていうのは、人それぞれなのよ」
「今はいろんな家庭があるから、そういう多様な実態にも配慮しなくてはならない」
という意見があります。
ですが、愛着形成がうまくなされないまま育つと、犯罪者になる可能性が高まることもわかってきているようです。
それも、性犯罪者に。
性犯罪は、近年、話題になることが多くなっています。
なぜ性犯罪者は、人の人権や尊厳を踏みにじるような卑劣なことを行うのか。
研究者たちがたどり着いたのが、愛着の問題でした。
性犯罪者の特徴として、愛着における障害が指摘されていることを説明している論文がありました。
犯罪者の心理の研究では定説のようです。
以下の論文を読んでいます。
星あづさ・河野荘子「性犯罪者における愛着スタイル研究の動向と展望」『名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要(心理心理発達科学)』 65, 2018, 71-78.
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Marshallによれば、性犯罪者は愛着の問題を有しており、幼少期から成人期にかけての不安定な愛着(insecure attachment)が特徴だという。
幼少期に親との安定した愛着体験ができず、他者と適切かつ親密な関係を結ぶための対人スキルや共感性、自尊感情等の発達に失敗した結果、不安定な愛着スタイルが形成される。
それが、青年期・成人期に性的に不適切な方法で他者との親密さをもとめるために、性加害につながるという
(星・河野2018:73)
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さらに、国内の研究においても「性犯罪者と愛着の問題に関連性がある」と解明され始めています。
「性犯罪者は他の罪名の犯罪者よりも、愛着スタイルが不安定であること」もわかってきたとのこと。
さらに、性犯罪者と母親との間には愛着の問題を示唆する事例もあり、その分析もなされているようです。
親子の安定した関係は、子どもがどのような人生を歩むのかということに大きく影響し得る大切な関係である、と私は解釈しました。
犯罪や非行に至る人の心理を研究されている方々からの「警告」と受け止めてもよさそうな気がしますが、いかがでしょうか。
養育者と子の絆は、人の成長や発達を考えるとき、そして安定した社会をつくることを考えるとき、何よりも優先して、大切にしなくてはならないものと言えそうです。
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