おにわ通信 バックナンバー
| 日時 | タイトル |
|---|---|
| 2026/01/08(木) 06:30 | 10万円は高い or 安い? |

改めて考える非認知能力。
◇◆◇◆◇おしらせ◇◆◇◆
誕生会
2026/1/17(土)9:30
◇◆◇おしらせここまで◆◇◆

おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
原文→https://note.com/oniwa_message/n/n9392e4a0e18d
(note)
以前のnoteで取り上げた新聞記事には、3つの事例が掲載されていました。
さらば秀才、鍛えろカラダ AI時代備え月10万円保育園に殺到
nikkei.com
●保育料10万円の保育所(東京都)
●教室に「法廷」がある台湾の小学校
●失敗から学び即戦力を育てる高校
(有料記事なので具体例は割愛)
核心は、どの園・学校も「非認知能力」に焦点を当てていることです。
「社会に出てから欠かせないスキルですよ、今のうちに伸ばしておかないと大変ですよ」という信念のもと運営されているようすがわかります。
そもそも非認知能力とは何か?私なりに極限まで短くまとめると「やる気」でしょうか。うーん、シンプル。
ちなみに、非認知能力はおにわ通信の超頻出トピック。
最近では何もしないほうが得(過去投稿)で触れましたね。最近どころか、おにわ通信を始めるよりずっと前から、私は非認知能力の話を続けています。
日常生活を送る上では、非認知能力=「やる気」といった理解で十分ですが、人生の岐路においては困ったことになるかもしれません。園・学校選びとか。
例えば、非認知能力を育てると謳っておきながら効果の薄い保育に、私たちは毎月10万円を支払うことができるでしょうか(いいえ、できません)。
そこで、今回は、非認知能力について突き詰めて考えておこうと思います。
非認知能力(non-cognitive skills)という言葉が世に出たのは2001年で、ヘックマンという計量経済学者の論文によります。
とはいえ、そこから振り返るつもりはありません。「結局のところ、どんなスキル?」「なぜ大切なの?」「どんな場面で使われるの?」といった視点であらましを共有するに留めます。
非認知能力は、結局「やる気」です。やる気を使いこなすスキル、とでもいいましょうか。
非認知能力は、言葉そのものの意味としては、認知能力「に非ず(あらず)」。
計算・暗記・言語などの計測できる認知能力「ではない」力を指す概念として登場しました。
他にも多彩な呼び方があります。
社会情動的スキル(by OECD)
性格スキル(同じくOECD)
社会情緒的コンピテンス(遠藤利彦)
未来に向かう力(森口佑介)
GRIT(やり抜く力)(アンジェラ・ダックワース)
などなどなど。
指し示す対象をやや広げると「EQ(心の知能指数)」も含まれますし、文部科学省のいう「学びに向かう力」や「生きる力」なども似た意味。
より淡白なフレーズだと「実行機能」なんて言葉も。
長くなるので説明は別の機会にしますが、私は非認知能力を「目的に向かう力(Purpose)」と呼んでいます。思いきって「心」と一言で表すこともあります。
補足なしでは伝わりづらいと考え、ここでは「やる気」と書きました。
以上の並びを見て感じるでしょう、やはり結局「やる気」なのです。
意欲的で、前向きで、協力的で、諦めない気持ち。
非認知能力の正体をイメージできたでしょうか?次に、なぜこのスキルが大切か?ですが…
非認知能力という用語を世に広めたヘックマン教授はまた、「Skills beget skills」という考え方も提唱しました(※)。直訳すると「技術が技術を生む」といったところ。
※The Technology of Skill Formation(2007)
スタートダッシュのような感覚。
人生の初期の「原資」が大きいほど、その原資が生む「儲け」が雪だるま式に増えるという、いってみれば当たり前の原理です。
「認知能力」で考えると納得感があるのでは。
早期教育などは「技術が技術を生む」に関する社会実験のようなものですよね。
文字や数を幼児期から習わせ、得た知識によってさらに複雑な知識を身につけさせようとする試みです。
これが非認知能力にも当てはまる、というのがヘックマンの主張。
人生早期に「非認知能力」を高めておくと、その非認知能力によってますます非認知能力が高まる、というのです。
また、認知能力(≒頭)と非認知能力(≒心)は連動しているため、「心」が伸びれば「頭」も伸びます。
そのサイクルを早くから回そうということ。
非認知能力が真価を発揮するのは、どんな場面か?
意欲的で、前向きで、協力的で、諦めない気持ちは、どういったシチュエーションで私たちを助けてくれるのでしょうか?
いうまでもありませんね、いついかなる時も、です。
非認知能力の育っている人は、学校で意欲的に勉強するでしょう。
「指示の意図を考え(協力)、自分の意志を加味し(意欲)、興味のある部分を探求しながら(前向き)、少しばかり難しくても諦めずに動く」能力を備えているからです。
教師の指示で動いているだけに見えても、それは非認知能力の回路を通った、その人自身の意志に基づく行動です。
つまり「やる気」のある児童・生徒。
企業勤務をするようになっても、この特性はその人を支えます。
会社勤めでは、学校に輪をかけて指示・命令に従うシーンが増えますが、
「自分は、本来はどうしたいか?(意志)」
「お客の喜ぶ商品・サービスをどう提供するか?(前向き)」
と思考する習慣があるので、いい仕事をするし、粘り強いです。
結婚生活や子育て生活は、いうに及びませんね。
非認知能力を体得している人は、充実して、積極的に、イヤになることなくパートナー・子どもと関わるでしょう。
非認知能力の内容・仕組み・メリットを述べてきましたが、本当に知りたいのは「どうやって育てるの?」でしょう。
記事の取材対象となった保育所はここが上手。
「非認知能力はこうやって育てるのですよ」というソリューション(解決策)を提供しているからこそ(利用者にそう信じさせることができているからこそ)、月に10万円(※)という超強気の価格設定なのです。
※保育料月額154,000円と補助金(国+市)月額57,000円の差額を納付。別途、バス・昼食・おやつ・夕食
仮に、非認知能力についての知識や、このスキルを育成する手法が誤っていても問題ありません。
お悩みを解決するストーリーに巻き込んだ時点で「勝ち」。
先述のように、非認知能力は計測できません。意欲や協調性は数値化できないからです。
だから、非認知能力がどれほどの育っているか検証もできません。
でも大丈夫。
非認知能力を鍛える方法は確立されていますし、検証も容易です。
キーワードでいえば「相互主体」の生活を「反復」することで「目的に向かう」こと。
具体的には…
と話そうと思ったら2,600字を超えてしまっていました。
日刊コンテンツとしたら紙幅を取りすぎたと思います。
また次回!
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