おにわ通信 バックナンバー
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2025/10/01(水) 06:30 | 無形文化財のような母の味が危うい? |
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(水曜担当:あめちょこ)
おはようございます。
あめちょこです。
感想を寄せてくださった方々へ。
お忙しい中、拙い文章を読んでくださってありがとうございます。
嬉しいです。
そして励みになります。
今回は、最近私が気になった報道やSNSでの投稿のことです。
学校給食のことなのですが、外国籍の子どもたちが増えていることとの関連での記事。
「ムスリムの給食決定」、北九州市教委が否定 誤情報に抗議1千件超
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a1a0c5e31fcbad49ca87bf0e898d075d7830b05
ムスリムとは、イスラーム教徒のことです。
記事の内容はタイトル通り。
以下が概要になります。
1.イスラーム教徒が宗教上食べられない食材を除去した献立の給食が、市内すべての児童・生徒向けの給食として出された。というのです。
日本に暮らす外国籍のイスラーム教徒から市教委への陳情は以前にあったそう‥‥
2.イスラーム教徒のための給食が全生徒向けに出されるなんて!といった批判がSNSを中心に多くなってしまった。
「日本の学校に来ているのだから、出されたものを食べるのが筋だ」などの抗議が千件以上。
3.これに対して、市が応答した内容は‥‥
「ムスリムに特化した給食を決定した事実はない」とのこと。
ハラール食(ムスリム対応の食事)は、調理にかかる設備や人材、予算などの面から「学校給食全体で提供するのは困難」。
しかし、アレルギーや宗教上の理由がある子どもたちも、みんなで一緒に食べられる給食の実現に向けて工夫に取り組んできた。
その結果、「ムスリムの子どもたちも一緒に食べられる機会は増えた」。
同市の教育長は「子どもたちが喜んでいる顔が、私たちが願っているもの」であると。
SNSを確認すると、それでも色々意見があることがわかります。
○○への配慮はどうなのか。
特定の宗教への配慮はおかしい‥‥。
などなど。
北九州市の市教委のホームページにおいても、特定の宗教の信仰者への配慮というわけではない、と説明がありました。
アレルギー等への対応のため「みんなと同じ給食を一緒に楽しく食べたい」を実現させるための取り組みの一環だったことの説明が付されています。
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kyouiku/k026_00001.html
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kyouiku/02600193.html
ところで、「ハラール」とはイスラーム教徒が日常生活で「許されたもの」を意味します。
それは、食事に限らず服装、行為なども含まれます。
https://jhalal.com/halal-cert/about-halal
厳密にいうと、ハラール食とは「豚肉、アルコール関連食が除去されたもの」だけではありません。
鶏肉や牛肉であっても、定められた方法での肉の処理などが必要になります。
そうなると、今の日本で徹底したハラール食を学校給食で提供するのは、すごく難しいと思います。
それでも、「給食でハラール食を提供する」場合、他の宗教やアレルギー対応も必要。
精進料理に近くなるのではないでしょうか。
精進料理は、穀物、野菜が中心。
豚肉だけでなく、鶏肉、牛肉を食べないという方も、精進料理なら食べられますね。
アレルギー対応の献立も作りやすいでしょうか。
食材調達や食事量やカロリーなどを配慮すると、けっこう手間がかかって大変なことも多いかもしれません。
例えば茨城県境町、五霞町でも、みんなで同じ食事をする試みとして「ハラール食」を提供したことがあったようです。
https://mainichi.jp/maisho/articles/20240922/kei/00s/00s/012000c
イカ天てんぷら、たまご丼の具、ごはん、みそ汁、リンゴジュース、冷凍みかん。
精進料理ではないけれど、和食中心のメニューですね。
異文化対応・多様性尊重のために、他者を知ろう、外国の文化を知ろう。
よく言われることです。
確かに大事ですが、そればかりに力を注ぐと、偏りすぎちゃうと私は思います。
「やってあげられるのはここまでになりますよ」
「あとはこちらの(その土地の)文化、ルールを尊重していただき、自分で考えて工夫してやってみてね」
が必要になってくると思います。
けれど、異文化を受け入れる側が、自分たちの「こちらの文化」に無頓着で、そのことを説明したり実践することができないと、どうなってしまうのでしょうね。
和食は、何年か前にユネスコの無形文化財に登録されてましたね。
けれど、日常の食事が簡略化され、便利になるにつれ、今やおうちでの「和食」は減っているのでしょうか。
お母さんが作るお弁当の味、こちらは和食とは限らない色々な味がある!
「日本で生まれ育つ者は、母の味に支えられてきた」と言いたいけれど。
これもだいぶ危ういのでしょうか。
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