おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2023/03/28(火) 06:30 | 例えばアリを見つけたら |
どう考えたってこの答えになる。
◇◆◇◆◇◆おしらせ◇◆◇◆◇◆
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おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお届けします。
昨日、褒めるとおだてるの違いを考えたところ、これがはっきりしましたね。
↓
__________
褒める=子供のため
おだてる=大人の都合
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
だから、ざっくりいえば、
「子供はたくさん褒めよう」
ということです。
反対に
「おだてて行動させるのはNG」
ですね。
おだてて行動させるのは、ほとんどの場合、子供のためになりません。
マグレでいい結果を生むこともありますが、ほとんどギャンブルです。
さて、まずは「褒める」とは何か、図を使って掘り下げてみましょう。
【褒める】時の望ましい関係
↓
一目瞭然ですが、解説しますね。
前提として、子供は日々【目的(青い●)】向かっています。
大袈裟な話ではありません。
「○○に興味がある」とか「ちょっと○○してみたい」とかいったことです。
子供の目的って、つまり遊ぶことですからね。
興味・関心のあることに、子供は年中無休で向かっているわけです。
少なくとも、向かおうとしてます。
そんな生活の中で、何かいいことを思いついたり、「目的」達成に近づく行動を取ったりしますよね。
例えば…
2歳になったばかりの子がアリを探しているとします。
アリを捕まえて虫かごに入れるのが、この瞬間の生きる「目的」です。
で、アリを探す。
大人の握りこぶしより大きな石を、小さな手で一生懸命に動かして。
そしたら、いました、アリ。
石の下に10匹くらい。クロオオアリ。
こんな時、褒めたくなりませんか?
褒めるというより、認める・承認するという感覚かもしれませんけど。
「わ!アリさんいたね!」
「大きいね!」
「よく見つけたね!すごい!」
もちろん、褒めるだけではなく、手を貸したりもするでしょう。
大きすぎる石があれば一緒にどかす。
アリがいる可能性が高い場所に、それとなく一緒に移動する。
要するに、子供の興味が続くように同じ気持ちになって過ごしますよね。
さっきの図を、もう一度。
↓
子供が目的に向かっています。
大人はそれを支えています。
見守るなんて生易しいものではありません。
手となり頭となり、混然一体となって、それこそ乗り移るように生活します。
この中で自然と出てくる行動の一つが「褒め」であるということ。
たくさん褒めるのがいいに決まってるじゃないですか。
褒めるな、なんて教える大学教員は誰ですか。許しませんよ。
めっ!
私がおにわ通信でやかましく言っているので「耳タコ」でしょうが…
【心】は筋肉と同じで、使うほど育ちます。
「目的」(青●)に向かえば向かうほど、「向かう力」が伸びるんです。
発達心理学では、この「向かう力」こそ幼児期の心理発達課題だと考えます。
意欲的に、工夫し、協力し、諦めずに目的を達成していく能力ですね。
生きる力と言い換えてもいいです。
たくさん褒める、もっといえば目的に一緒に向かうことでこの力は伸びます。
それなら、たくさん褒めましょうよ。
子供は嬉しいし、一生モノの強さが手に入るわけですから。
嬉しい子供を見ていたら大人も嬉しいですしね(嬉しいですよね?)。
ということで、「褒める」ことを掘り下げて考えてきました。
次に「おだてる」に関して。
まず図で見ると…
というか、子供をおだてて行動させようと考える時の気持ちを図にすると…
↓
どうですか?
続きは明日にしますが、「おだてる」の問題点を感じてみてください。
ではまた明日。
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