おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2025/08/22(金) 06:30 | 食べられる財布があれば |
よかったのかな?
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◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
もう1つ昔話を。
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ひどく貧乏なその男は、金持ちをバカにしていうのだった。
「ふん、あいつらは金を貯めこむばかりで使わないからいかん」
「俺に金をよこせば上手に使って、町中の人を幸せにしてやるんだがなぁ」
するとそこへ、きれいな身なりの紳士が近づいてきた。
実はこの紳士、悪魔が化けた姿。
紳士の格好をした悪魔はいうのだった。
「この財布を差しあげましょう」
「魔法の財布でね、いくらでも金貨を取り出せるのですよ」
不思議に説得力があり、貧乏な男はすんなり財布を受け取った。
悪魔は続ける。
「ただし、取り出した金貨は、財布を燃やした後でないと使えません」
「それでよければお持ち帰りください」
男は家に帰り、さっそく金貨を取り出した。
ピカピカの、王様しか持っていないような金貨だ。
いったいどれだけの価値があるのか想像もつかない。
すっかり夢中になってしまい、気づけば空はとっぷり暮れていた。
テーブルの上には山盛りの金貨だ。
「これだけあれば町はお祭りだ」
「明日さっそく財布を燃やし、増やした金貨で買い物をしよう」
明くる朝、出かけようとした男は少し考えると小さな声でいった。
「いやまてよ、もう少し金貨を増やしてからだって遅くない」
その日一日、またぞろ金貨を取り出し続けたのだった。
財布を燃やしてしまわないと、どれだけ金貨を増やしてもパンすら買えない。
わかってはいるが、いざ燃やそうと思うと強欲が男を引きとめてしまう。
そんなことが続いたある日、古い友人が男を尋ねてやってきた。
ドアをノックしても返事がない。
鍵がかかっていないので開けてみる。
すると、どうだろう。
貧乏な男は金貨と財布を握りしめたまま、お腹を空かせて死んでいた。
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