おにわ通信 バックナンバー
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2025/08/20(水) 06:30 | 結婚式の通訳 |
◇◆◇◆◇おしらせ◇◆◇◆
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◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
(水曜担当:あめちょこ)
おはようございます。
あめちょこです。
また暑い日々が復活のお盆明けですね。
先週の続きになります。
人生の節目には、なるべく多くの人と集って、幸せを祈り、お世話になったことに感謝し、そしてみんなで祝う。
インドネシアでは、そういうのが当たり前、という感じでした。
結婚式も、招待客だけではなく、その友人・知人もお祝いにうかがってごちそういただいていいのです!
だから、初めて会う方の結婚披露宴に、私は何度もうかがいましたよ。
友人のお兄さんが「ほら、これを見ろ!みんな」と招待状を私の友人のLさんと兄弟姉妹、その場にいた私に見せました。
みんなで行こう!サテ(インドネシア風やきとり)を食べられるよ!
え?一つの招待状持ってみんなで行くの?と思いつつも、初めて会う方の結婚式に友人たちとうかがってお腹いっぱい食べて帰ってきたことがあります。
若かった‥‥。
ご祝儀はもちろん持ってうかがいますが、日本の結婚式・披露宴に参加する際のご祝儀ほど包まなくてもいい。
引き出物はありません。
どこかの施設を借り切って披露宴をする人もいますが、自宅で行う結婚式、披露宴もありました。
田舎の結婚式は新婦のお宅が結婚式・披露宴の場になっていました。
前日からきれいな布でご自宅の壁一面を覆って、準備します。
近所の人や親戚が前日からせっせと準備に忙しい。
結婚式当日は、親族一同おめかしして、お祝いの歌い手や伝統音楽の楽隊を呼んだりして、自宅の中と外がとてもにぎやかになります。
結婚式には、招待された人だけがうかがうというよりも、その人に連れだって複数でうかがうというのが礼儀というか、喜ばれることであるようでした。
「招待されたけど、一緒に行く人がなかなかいなくってね。あなたまだインドネシアにいるなら、結婚式へ一緒に行こうよ」
そう誘われて、出かけて行った結婚式もありました。
「まあ、日本から?ちょうど来てくれたなんて。ありがとうございます」
と、喜ばれました。
とにかく、面識があるとかないとか、そういうことよりも、とにかくおめでたいことを一緒に祝う。
それが大事という世界。
誰だってひとりでも多くの人からお祝いされる方がうれしいですものね。
招待された人が、誰と連れ立って式や披露宴に参列するか、そういうことがまわりから見られている、ということもあると思います。
インドネシア人の20代の女性と40代の茶髪の日本人男性との結婚式にもうかがったことがあります‥‥。
知り合いのインドネシア人の方が親戚が日本人と結婚することになって、ということでした。
日本人男性がイスラム教徒になって、イスラム式の結婚式を挙げる。
その男性はインドネシア語わからないから、色々教えてあげてほしい。
結婚式で通訳してあげてほしい。
というもの。
お嫁さんになる人が説明してあげたらいいのに。
でも式の当日はさすがに難しい、ということで私が呼ばれたようでした。
結婚式の参列者の衣装を着られるし、メイク、あなたもできるわよ。
この一言で、わあー、面白いと思い、引き受けたのでした(笑)。
日本人の新郎とインドネシア人の新婦は日本で知り合ったため、新婦は日本語がまあまあ話せるけど、男性はインドネシア語がほとんどわからない。
日本からの参列者は、確かひとりもいなかったはず。
通訳というよりも、新郎の親族に見える人がいるっていうだけでも、私はあの場に必要だったようでした。
むむむ、大丈夫なのか、この日本人男性‥‥。
馴れ初めをうかがい、うなずきつつも、そもそもこの結婚って‥‥。
色々考えてしまいましたが、大丈夫なんですか?なんて聞けませんでした。
ほんとうにインドネシア語が全然わからない方で、新婦が親族と一緒にいるときは、新郎がちょっとかわいそうになるくらいでした。
こういうときはこうですか。そうですね。こうだと思います。こういうのもよくあります、はい‥‥。
というように、現地の人たちの習慣などを、私が知っている限り伝えたりしました。
式の練習では、儀式を指導する方の説明を新郎に伝えたり、新郎の質問などを現地の方に伝えたり。
通訳は一人だけだと本当に大変。
どちらの思いも汲み取っているうちに両者の考えがわかり、よかったと思うことは多いです。
反対に、聞くべきでないようなことがわかってしまったりもします。
わあーやっぱり通訳やりたくない、私にはムリだー
そう思ったけれど、引き受けると言い、のこのこやってきたからにはちゃんとやらなきゃ。
なんて思いながらの結婚式数日前の打ち合わせ、前日、当日でした。
ドキドキしましたし、かなり適当な通訳だったと思いますが、無事に終わりました。
約1年後、私が日本に帰国したとき、お二人から電話が。
「日本で暮らしており、元気に、幸せにしています。あめちょこさん、その節はどうもありがとう」。
あれからずいぶんと月日が経ちましたが、大勢の方々と一緒にお祝いした人たちは、どうか幸せに生きていてほしい。
そう思います。
色々な想い、背景があったとしても、なるべく大勢で一つの場に集い、祝い、祈る人たちとともに過ごした時のエピソードでした。
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