おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2025/05/07(水) 06:30 | トッケイとにおいの癖 |
◇◆◇◆◇おしらせ◇◆◇◆
おしらせ①
【保育見学会】6/4(水)9:30
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おしらせ②
【誕生会】5/10(土)9:30
明日で申し込みを締め切り
ご希望の方、お忘れなく!
◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
(水曜担当:あめちょこ)
おはようございます。
あめちょこです。
単身でインドネシアでの暮らしを始める前に、日本人の知人を通じて、バリの田舎にでかけたことがありました。もうだいぶ前、20代の頃です。
バリ島といってもいわゆる観光地やリゾートホテルなどが並ぶ有名なビーチの方ではなく、バリで生まれ育った人たちが暮らす内陸の村です。村長さんを務めていたAさんのお宅でした。
最初に訪問したのは、ちょうどその時から2年前くらい。その後、Aさんがご病気で亡くなったことを聞いて、ジャワ島に行く用事がありましたが、その前にバリへ寄ったのでした。
12歳、10歳、7歳、6歳の子たちが迎えてくれました。大きくなってるなあ、と思いました。子どもたちも、あ、会ったことある、この人!また来てくれたんだ!という感じで、笑顔で迎えてくれました。
Aさんの弟さん家族には、一人お子さんが増えて、もうすぐ1歳の女の子が加わってにぎやかになっていました。
10歳、6歳、1歳の子たちは、Aさんの弟さん夫婦の子どもたち。そしてAさんの娘さんたちである、12歳と7歳の子たちはおばあちゃんが一緒に寝起きしていました。
Aさんの二人の子供達は、下の子が3歳か4歳の時に、お母さんをご病気で亡くされていました。それに加えて、お父さんのAさんも亡くなったというのです。
若かった私は、それがなんだか気になって、子どもたちに会いに行こうと思ってでかけたんだと思います。
この時の訪問では、子どもたちにとって叔母に当たる方にも会えました。亡くなったAさんによく似ている方でした。
子どもたちは、夕方いつもおなじところを通るちょっと小太りのねずみが通り過ぎるのを見て、私が固まって身構えているのを見て、
「ねずみこわいの?」
「ねえ、このおねえさん、ねずみをこわがっているよ」
「え?なんでだろう」
という顔をして、不思議そうに私を見て笑い合っています。
大人なのにおもしろいな、そう思われたようで、私は固まりつつも、笑うしかない。
そんな状態でしたが、最初に訪問したときよりも、インドネシア語が通じるようになっていた私に、みんな嬉しそうに、色々話をしてくれます。
それでもわからないなあということもあって、みんなで一生懸命説明してくれました。紙とペンを渡すと、絵を描いてくれたり、文字を書いてくれたりしながら説明してくれました。なんの話をしたかは覚えていないけれど。
午後から夕方にかけて、せっかく来たんだ、みんなで海岸を散歩しようと、亡きAさんの弟さんが、私と、子どもたちを海岸まで連れて行ってくれました。
風の気持ちよい夕方でした。みんなで砂浜を走って遊びました。そしてあまりにもみんながかわいいので、写真も撮りました。
その後、おうちに戻って夕飯をごちそうになり、ゆっくりしていると、すごく大きな声がする!
ヤモリの一種にトッケイというのがいます。
虫ばかりたべて人には害がないのですが、とにかく大きいし、鳴き声も大きい。
repsuki.com
そのトッケイが夜な夜な鳴き、声が中庭に響き渡るのを聞いて、私はおどろきました。こんな近くではっきりと鳴き声を聞いたことがありません。
びっくりしている私を見て、またみんな大笑い。
トッケイなんて怖くないよ!わはは。
子どもたちはみんなでトッケイの鳴きまねを始めました。
トッケイの鳴き声は、本当に「トッケイ」と言っているように聞こえるのです。
ウィキペディアでトッケイについて説明していました。鳴き声の音声も!
wikipedia(トッケイ)
うーん、実際にはもっと活舌よく「トッケイ」と言っていたなあ。
明瞭な発音で鳴くトッケイには、これまでにインドネシアでは何度も会ったことがあります。
慣れてくると、あ、トッケイが来てるんだ、くらいにしか思わず、現地の人のように平然としていられるようになります。
子どもたちはみんなで「トッケイ、トッケイ」とニコニコ顔でした。
私も一緒にトッケイと真似をしてみんなで大笑い。
そうすると、もうあんまり気味悪くなくなります。
むしろだまっておうちの外壁の高いところにへばりついて、大声をあげながら、虫や蛾をたべるトッケイに、愛着すら感じるようになっていくのです。
子どもたちと一緒にあまりにさわがしいので、本物のトッケイは鳴きかけてすぐおとなしくなり、その時の「間」がおかしくてたまらず、私も、子どもたちもみんなで大笑い。
5人の女の子のうちで、7歳の子(Dちゃん)が私にすごく懐いてきました。
2年前、最初に会ったときは、私はインドネシア語があまりわからず、話ができなかったですし、Dちゃんもはずかしがって距離がありました。
私が再びやって来て、今度はだいぶ話せるようになっているので、Dちゃんは2年前とはちがって色々話してくれていました。
今日は私がおうちに泊っていくとわかると、とくにDちゃんは、私にぴったりくっついてきました。
私は、おねえちゃんとDちゃんと一緒に寝ることになりました。
かわいい少女たちとの時間を過ごす中で、Dちゃんがいろんなもののにおいを確かめる癖があることがわかりました。
そのうち、私の肩や背中にくっついては、においをかいでいます。
太陽のまぶしい日差しのもとで、ココナッツや香辛料などの香りが漂うバリの田舎では、日本から来た私は昆布や梅干し、味噌とか、彼女にとっては変わったにおいなのかなあ。と思いながら時々見せる、さみし気なまなざしが気になっていました。
今回は、書こうと思っていたことのまえに、トッケイのことを思い出してしまって、長くなりました。
バリのエピソードは次回までの予定です。
お付き合いいただければと思います。
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