おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2023/03/15(水) 06:30 | ありのままの雪の女王 |
じゃいられない。
●●●●●●おしらせ●●●●●●
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●●●●おしらせここまで●●●●
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお届けします。
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♪
ありのままの姿見せるのよ
ありのままの自分になるの
♪
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この歌が流行したのは10年近く前。
人気映画『アナと雪の女王』の主題歌で、私の娘も毎日歌っていました。
社会現象とも呼べるほど広く好まれたのには理由があります。
それは【歌詞】。
メロディーや歌手の歌声がすばらしかったのは言うまでもありませんが、
英語版の動画が31億回再生されているのは、歌詞のメッセージが受け入れられたおかげです。
内容は、偽りのない自分自身で生きる喜びについてのもの。
これ、現代の【生きづらさ】を象徴していると思いませんか?
・押しつけられる役割に対する拒否感
・自己責任でを強いられる救いのなさ
・感じずにはいられない不安と不満
そんな生きづらさ。
そんな中、
「ありのままのあなたでいいよ」
「誰もあなたを責めたりしない」
「役割・責任から解放されよう」
というメッセージが多くの人に刺さったということなのでしょう。
映画の主人公が抱く【居場所のなさ】への共感とともに歌が大流行したのもうなずけるというもの。
言ってみれば、この歌が届けてくれたのは【安心感】だったんです。
ところで、「ありのまま」生きようとした主人公が劇中で何を経験をしたかご存じですか。
世界を滅ぼしかねない自分の力に気づき、城を離れた王女エルサ。
独力で氷の城を建て、かりそめの【安心感】を得て一人で暮らし始めます。
しかし、外の世界(特に妹アナ)との関係を無視することもできず、葛藤しながら自分のなすべきことと向き合っていきました。
このシナリオは、人間にとって欠かせない心の動きを描いています。
(だから流行したのでしょう)
人間は、その人生の一番初めに強力な【安心感】を必要とします。
・理不尽に拒否されない
・不条理に否定されない
・物事を自分のせいにされない
そういう【安心感】です。
エルサは♪ありのままの~♪と歌い、誰からも責められないように隠れ暮らすことで、この安心感をもぎとったんですね。
しかし、です。
ここからが大切。
まずは安心感。
これは絶対の事実ですが、その後で【前に進む】行動が欠かせないんです。
人間は、前に進まないと苦しくなるよう、プログラムされているからです。
(映画ではストーリーの起承転結のため先頭に敗れ捕らわれる展開もありましたが)
エルサは最終的に自分の意志で行動を起こし、妹を救い、居場所を創り出しました。
安心感を土台として前に進んだんです。
そこにはもう「ありのまま」の状態にしがみつく姿はありませんでした。
役割や責任が「自分には重すぎる」と感じることは、実際よくあります。
はたから見て、どう考えても背負いきれない荷物を抱えてしまっている人も少なくありません。
そんな人にとって、♪ありのまま♪でいいという考え方は、まずは不可欠。
緊急避難シェルターのようなものです。
そのうえで…
一生シェルターにとどまるのではなく、そこから出て前に進めるといいと思います。
特に子供と、それを支える人は。
子育てするのに「シェルター」は窮屈すぎますからね。
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