おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2025/04/22(火) 06:30 | 転んだら一緒に「いたたたた…」 |
ごはんを食べて「おいしいね!」
◇◆◇◆◇おしらせ◇◆◇◆
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◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
昨日の続きです。
ご意見フォームに寄せられたコメントを共有。
マドレーヌさん(仮名)からのものです。
(ありがとうございます!)
個人情報の部分は改変しつつ引用させていただきます。
↓
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いつもありがとうございます!
初めて送るので、私のことですが、子ども2人保育園に預けています。
ライフワークバランスを整えよう、整えよう、としている会社で働いてきて、それは良いことで、先輩もそうしていて、子どもを産んだら保育園に預けて働くことも普通と思ってやってきました。
しかも1人目で1歳児入園は激戦と聞いたことで、0歳児で入れました。
実際初めて子どもを預けるときは寂しかったですが、3歳で幼稚園に入る時も寂しいと聞いたことがあるし、むしろ0歳で預けた子どもは泣きもしないし、寂しいのは自分だけだと思っていました。
2人目育休中に初めておにわカフェへ伺い、子どもが母親といた方が良いという話を初めてまともに聞き、刺さりました。
「三歳児神話」とか少しは耳にしたことはありましたが特に気になりませんでした。
「頑張るべきは誰なのか?」で、言うまでもないとなってましたが、「母親dis」ではないとちゃんと言っていただいて少しは安心しました。
でもそうであっても社会のせいにしようとしてもそれに流されてしまった自分を悔やみます。
でも現状は今更です。書きませんが、悲観的な事をたくさん考えてしまいます。
どきどきしながらおにわ通信を読み、高確率で泣きます。
でも私はこのことから目を背けたくないので、今後ともおにわ通信待っています!
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こんなに考えながら読んでくださっていると知り、本当に励まされます。
感謝に堪えません。
すべてのポイントにしっかり回答すると、おそらく日が暮れます。
だから1つだけ。
「母親」「0歳入園」「3歳児神話」などに関わることを、コンパクトに。
ヒトの幸せは千差万別ですが、原則もあります。
3,000字くらい書きたいのをグッとこらえて短くまとめるなら…
「私は世界に愛されている」という確信を、3歳くらいまでに無意識に刷り込む
ことが幸せの基礎。
流行の言葉を借りると、「非認知能力」はこの「愛されている」実感から始まります。
「性教育」も「愛されている」という基礎なしには成立しづらいですね。
各種社会問題の根っこに位置づく問題と言えるでしょう。
そして、この感覚を得るには
「この人は私のすべてを満たしてくれる」と無意識レベルで信じられる存在
が欠かせません。
少し脱線すると、西洋一神教で描かれる「神様」はこの存在のことだと、私は考えています。
「神様」に抵抗があれば「世界(のすべて)」といった言い換えもアリ。
もう少しだけ脱線すると、私の敬愛する発達心理学者エリクソンは、この「神様」を手に入れることを「失われた楽園を永遠に取り戻す」と表現しました。
さて、0歳保育の問題点はここに集約されると考えます。
「この人は私のすべてを満たしてくれる」と0歳が心から信じるには、
「信じる」では軽すぎて、「脳に刻み込む」と言いたいくらいですが、
ある程度の長さの時間を共有することが必要なのです。
なぜなら、時間を共有することで初めて経験を共有できるから。
見慣れぬおかずを食べ、「あ、おいしい!」と顔を上げる。
目の前の「誰か」と目が合い、「おいしいね」という無言のメッセージを交わし、微笑み合う。
そんな経験の共有こそが、子供と大人の信頼関係なのですね。
そんな経験の共有によって「誰か」が「神様」になるのです。
認知心理学では、これを、「内的作業モデル」が形成される、といいます。
時間と経験の共有によってのみ可能になる現象です。
保育所スタッフがプロ意識で「神様」になろうとしても、夜は別々の家に帰るでしょう。
「この人は私のすべてを満たしてくれる」と0歳の「脳に刻み込む」には、あまりに弱々しい関係。
マドレーヌさんがショックを受けるとイヤだな…。
もちろん、ヒトの幸せは「オン」と「オフ」だけではありません。
グラデーションになっています。
「0歳から11時間保育=絶対に不幸になる」という単純計算ではありません。
取り戻せる部分もたくさんあるはずです。
「時間」は無理でも「経験」をたくさん共有しましょう。
ごはんを食べて「おいしいね!」
季節の花を見て「咲いてるね!」
お風呂で「ちょっとぬるいね」
転んだら「いたたたた…」
大切なのはディ○ニーランドではなく、日常生活です。
「脳に刻み込む」のです。一緒に経験するという幸福を。
0~3歳親子の日常生活が離ればなれであることを悲しんでいると、こんな反論が浮かびます。
「女性も仕事で自己実現できるようにしないと不公平」
「子供といるばかりでは気持ちが荒むので、離れられるようにすべき」
確かに、「母」を取り巻く問題は、それはそれとして解決すべきです。
ただ、「フルタイム勤務を条件に11時間預けられるようにしよう」が最善の解決策でないのは明らか。
できることをしましょう、私達は。
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