おにわ通信 バックナンバー

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●●●●おしらせここまで●●●●

おはようございます。
ゆうた先生です。

おにわ通信をお届けします。

日本保育学会の会長である汐見稔幸先生の講座メモの続きです。

「やりたい！」から始まる生活だけが子供の心身を発達させる。

反対に、「やらされる」遊びは能力を低下させることすらある。

そういう話です。

それがデータでも示されたと。

高階幼稚園では何十年もの間、このことを重視してきました。

つまり「やりたい！」から生活が始まるよう保育を磨いてきたということ。

例えばこんな場面。
↓

(Instagramより)

子供達は何を見ているのでしょう？

劇遊び『白雪姫』です。

穴が開くほど見つめます。

「やりたい！」から始まる生活の一例と考えることができるでしょう。

こういうことです。
↓
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楽しそうだから見る→自分でもやりたくなる→実際やってみる
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そして
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楽しい→もっとやりたくなる→別の遊びにも「やりたい！」が波及する
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となり、好循環が生まれます。

他者の充実が

自分のエネルギーになるわけです。

汐見先生の講座のもっとも大切な論点は(高階幼稚園でも毎日のようにお伝えしていることですが)

「やりたい！」気持ちで遊ぶ時にだけ前頭前野が活性化するということ。

前頭前野は脳の一部。

●意欲
●前向きさ
●工夫する気持ち
●粘り強さ

といった「人間らしい」頭の使い方ができるのは前頭前野が働くため。

おにわ通信で頻繁に出てくる【目的力】もこの部位の働きによります。
↓

(目的力を図にしたもの)

「やりたい！」から生活が始まり(オレンジの●から矢印が出発)、

もっとおもしろくなるよう工夫し、困難を乗り越え、他者との葛藤を調整し、

「やりたい！」を実現していく心、

それが目的力ですが、

これはあくまで「やりたい！」から始まるものなんです。

「やらされる」生活では矢印が自分から出てきません。

自分の力が伸びることはないでしょう。

保育学会会長がこれを力説することの深刻さ、伝わるでしょうか…。

「やりたい！」から生活が始まっている園がとても少ないということです。

これは園選びでもっとも重視すべきポイントでもあります。

「やりたい！」から生活が始まっていることを、どうぞ意識してください。

 

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