おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2024/09/04(水) 06:30 | 【愚か】泥だんごで頭がよくなる |
などという考えはダメダメ。
◇◆◇◆◇おしらせ◆◇◆◇◆
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◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
泥だんご作りで有名な可用(かよう)文男という先生がいます。
恥ずかしながら、私は先ほど名前を知りました。
とはいえ、私、おそらくこの先生を知っています。
もちろん、直接面識などはありませんが、映像で見たことあるんですよ。
図書館で何気なく借り、何気なく見たのが、おそらく彼のビデオでした。
映っていたのは、地面に座り込んでひたすら泥だんごを磨く男性。
磨き方の解説があったり、先週?先月?から寝かせてある泥だんごが登場したり。
今は亡くなってしまったそうですが、そんな加用先生に関するポストが話題になっていました。
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「光れ!泥だんご」で有名な心理学者の加用文男教授は、
「泥だんごづくりに熱中する子ども時代の経験が、将来どんな能力につながるのか」という質問に対して、
「そんなこと考えたくもない」と言ったそうで、本当に大事な視点だなと思いました。
僕たちが能力というとき、そこには恣意性が入りこむ。
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子供の傍にいる大人は、常にこのポイントに注意を払いたいものです。
「知識・技術を身につけるために○○遊びを」と考えるのは危険なのですよ。
理由は単純で、それでは子供が楽しくないからです。
そして、楽しくなければ(意欲的でなければ)伸びるものも伸びません。
いつもの図だとこうですね。
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(よくないパターン)
大人が「目的」に照準を合わせてしまっているようす。
子供本人の「嬉しい!」以外に意識を奪われると、人間関係がこの形になりがちです。
「知識・技術」だけでなく、「礼儀を身につけさせよう」とか「周りに優しくさせよう」とか。
他方、望ましい関係はこう。
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(いい感じのパターン)
子供の「○○したい!」を、大人も一緒になって目指すイメージ。
とにかく遊びが、生活が楽しくなることを目指します。
工夫したり、ちょっと失敗しても明るくやり直したり、お友達を巻き込んだりしながら。
こういう、「心」をフルに動かす暮らしの中でこそ、頭も身体もよく動くのですよね。
泥だんごの加用先生が仰ったのは、きっとこういうこと。
「泥だんご作りで○○を身につけさせよう」だなんて、思慮深い大人がすべきことではありません。
「最高の泥だんごを作ろうぜ!」と一緒に没頭していると、いつのまにか「何か」が身につくこともあるかもね、という話なのです。
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