おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
---|---|
2024/07/31(水) 06:30 | 理念などなかった |
単なる「反動」だった。
◇◆◇◆◇おしらせ◆◇◆◇◆
お子さんが【3歳未満】の方
高階幼稚園では3歳の誕生日から入園できる制度があります
(補助金の対象になります)
興味のある方は→満3歳入園の解説ページをお読みください
◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
カンタンに復習。
↓
_________________
指示通り動くという【昭和の保育】が問題視されるようになってきた
↓
法律改正で「環境による保育」開始
↓
幼児は「自分で考えて生活できるようになる」ことを期待された
↓
しかし、全然うまくいかない…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ということで、【平成の保育】は
「なぜ失敗したの?」
「保育の内実はどうだったの?」
を考えていきましょう。
週刊誌の見出しっぽくいえば
【平成の保育】の闇を暴こう
という感じ。
繰り返すように…
平成元年に「先生が教える」概念が見直され、「環境教育」が導入されました。
「昭和の保育では子供が受け身になってしまう」という危機感もあったと考えられます。
その感覚自体は適切でした。
管理教育では子供が伸びない、というのは事実ですからね。
自分で考えて動けない、そんな大人が増えたら社会が停滞する、マズい…
そんなふうに焦っていたのですよね、教育現場や行政・立法の人達は。
大人の世界でも、1980年代には「指示待ち人間」が社会問題化していたようですし。
そんな状況を改善したいという願いが、平成元年の教育要領改訂には込められていたに違いありません。
ところが…、
ここからが【平成の保育】の闇。
まあ、全然ダメだったのですよ。
平成の保育を1つのワードで表すなら【自由】でしょう。
「幼児の考え・希望を最優先していこうね」という立場です。
具体的には、「自由保育」が爆発的に広まっていきました。
自分のやりたい遊びを、自分の力で始めて広げていく。
途中で発生する課題にも自分で向き合い、解決していく。
↑
理念・理想としてはこんなふうだったと想像できます。
確かに、この理想が実現すれば「受け身」の子は減っていくでしょう。
しかし、悲しいことに…
【平成の保育】は「反動」に過ぎませんでした。
【昭和の保育】には欠点がある。
何とか解決しなければならない。
昭和の否定が至上命題であり、「自由」はおまけに過ぎなかったのです。
子供の本当の幸福とは何か?を検討する作業が足りなかったのは明らか。
これが、冒頭で言った、「平成の保育がなぜ失敗したのか?」の説明です。
(紙幅の都合で単純化しているため、他にも考えるべきことがありますが)
昭和を否定しただけ。
理念なんかなかったんです。
では、単なる「反動」として始まった「自由保育」は、実際にはどのようなものだったか?
そんな「自由保育」が広まったことで、当時の小学校はどんな影響を受けたか?
次回もう少し追いかけてみましょう。
_______________
◆ご意見・ご感想はこちらへ
↓
https://forms.gle/yxvCewuS1PbrBRC2A
(ご意見フォームが開きます)
◆ゆうた先生をレンタルできます
↓
https://takashinayouchien.com/rent-a-instructor/
◆よく読まれた投稿
バックナンバーへのリンクです。
↓
「褒める」と「叱る」の違い
https://oniwa-ty.com/bkn371656/oniwa/370
「褒める」と「おだてる」の違い
https://oniwa-ty.com/bkn371656/oniwa2/68
&
https://oniwa-ty.com/bkn371656/oniwa2/69
◆おにわ通信ウェブサイト版
↓
https://takashinayouchien.com/category/oniwa-website/
◆おにわ通信の解除はこちらから
(再登録はできません)
↓
https://twelfth-ex.com/dm/371656/6/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄