おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2024/04/15(月) 06:30 | 他者の意志で生かされる毎日 |
はイヤなので
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◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
先週は2日間に渡って保育事例(↓)を読み解きました。
(『私幼時報』掲載の保育事例)
今回でまとめましょう。
事例文に書かれていた「今後の課題」はこういった内容でしたね。
↓
「子どもの主体性と保育者の意図性のバランスを考えたい」。
しかし、それは本来あるべき保育ではありません。
なぜか?
「大人の意図」に生活をコントロールされる可能性があるからです。
幼児の心理発達については研究がかなり進んでいます。
それらによると、保育で最重要視すべき要素は以下のイメージ。
↓
おにわ通信でイヤというほど登場する考え方ですね。
子供(橙○)から
意志(矢印)が湧き出て
充実した遊び(青●)に向かう
というようすを図にしたものです。
このような生活を積み重ねることで
■自らの気持ちに基づき(=主体的に)
■試行錯誤・工夫しながら
■失敗しても諦めず
■充実に向かい続ける
というマインドが育つわけです。
ところが…
先日から参照している事例では、子供の気持ちはこうなりがち。
↓
「自分の気持ちに基づいて=主体的に」行動する、という部分が欠落してるのがわかるでしょうか。
事例で紹介されていたのは、
大人が「○○プロジェクトをする!」と計画する
↓
それに従って子供達が実践する
という保育でした。
確かに、大人によって計画されたことであっても楽しむことはできます。
完全に受け身になってしまうばかりではないでしょう。
それでも、大人が決めた○○(活動名)に取り組むというのは、行動のスタートが「大人の意図」にあるということ。
この手法は、子供を受動的にしてしまう恐れと常に隣り合わせです。
大人が決めた○○でのみ遊ぶという日常であっても、常に子供が「これは自分で考えた自分の選択だ!」と心から信じ続けられるなら問題ないんです。
でも、それ難しいと思いませんか?
先生「今日は○○をしましょう!」
子供「(ふーん、今日は○○をするのか)」
ってなるでしょ、割と多くのケースで。
(再掲)
充実した遊び(青●)に向かうこともあるでしょうが…
もっとも大切な子供自身の意志(矢印)が子供自身(橙○)から始まっていないのです。
実際、事例でも「子どもの思いや考えのない設定保育が多様化されているだけ」の状況が生まれてしまいました。
厳しい言い方をするなら「他者の意志で生活させられている」状態です。
解決への道のりは険しいですが、まずは
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すべての遊びが子供の興味から始まる
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ように保育全体を組み立てることが欠かせないでしょう。
少なくとも、発達心理学上の常識から考えるとそうとしか言えないんですよね。
そんな状況に何とか近づこうと、私達もチーム一丸で努めています。
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