おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2024/03/28(木) 06:30 | 5年生のあなたが作るオムライス |
上手に出来ましたか?
◇◆◇◆◇おしらせ◆◇◆◇◆
本日(3/28)「春カフェ」です
9:30~12:30オープンしてます
お気軽にどうぞ~
◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
昨日の続き。
今回は自己効力感≒「根拠のある自信」について考えます。
まずは視覚的に確認しましょう。
自己効力感を図にするとこうなります。
↓
_______________
橙○=本人
赤●=本人が望んでいること
橙矢印=望むことに向かう気持ち
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という構成。
ちなみに、赤●に向かっている、本人のものではない矢印は何か?
同じ社会(共同体)の人々が、本人の望むことを、本人と同じ価値観で理解しているようすです。
(下に具体例を載せますね)
人間の心理発達を考えると、小学生の時期に橙矢印を強く大きく育てることが欠かせません。
小学生といいましたが、ヒトという生き物の性質から考えると、幼児期が終わる頃から思春期が始まる前の時期です。
次に具体例。
小学5年生だった頃の自分を想像してください。
休日、あなたはお母さんに昼ごはんを作ってあげることになりました。
献立はオムライス。
「おいしいって言ってくれるはず!」という期待と、「喜んでくれるかな?」という少しの緊張があります。
一生懸命に料理し、オムライス完成。
お母さんは「うん!おいしい!」と嬉しそうに食べてくれました。
ここで感じる充実が自己効力感です。
やや詳しく言い換えるなら
________________
自分の行動が誰かの喜びに繋がった
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と確信できる感覚。
あるいは
_________________
将来的に誰かを喜ばせることができる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という見通し。
一言断っておくと、これは単純な自己犠牲とは似て非なるものです。
自分も充実を感じ、他者も同じように充実を感じる、というwin-winの関係をイメージしてください。
先ほどの図でいうと
橙○=小学5年生のあなた
赤●=母に料理を喜んでもらうこと
橙矢印=そのための努力や工夫
他の矢印=「親のために料理するのはいいこと」「料理自体がいい行動」(と皆が考えている状況)
となるでしょう。
赤●は何でもいいです。
スポーツでも楽器でも語学でも、裁縫でもプログラミングでも物語創作でも。
というか、さまざまなことを赤●に代入し、橙矢印を活性化させ続ける必要があるんです。
特に小学生くらいの時期には、学校の先生や両親はこのことばかり考えているのがちょうどいいくらい。
それほど大切ということですね。
また、細かい話は紙幅の都合で省略しますが、橙矢印は【自分から】始まっていなければなりません。
自分の純粋な「やりたい!」がスタートラインということです。
そうでない場合は、自己効力感を育むことにならないんですよ。
「やらされている」だけなので。
つまり、「宿題やりなさい」と言われてやる宿題は心理発達に役立たないということ。
「やりなさい」でなく、「この勉強って、○○で困ってる人の役に立ちそうだね!」などと言ってあげたいものです。
わかってます。これは確かに、現状では理想論にすぎません。
心を育てないからといって学校の勉強を「しなくていい」なんて乱暴です。
それでも、子供の人生を真剣に考えるなら、学校の在り方も含め、変えていくべき部分がたくさんあるのでは。
生涯をかけて考えたいテーマです。
さて、各所で口を酸っぱくして言っていることですが…
心の発達は「一日にしてならず」。
赤ちゃんの身体発達を考えると、その意味がよくわかります。
歩き始める前に、はいはいやつかまり立ちの時期が何週間も続きますよね。
はいはいを始めた翌日にいきなり立ち上がる赤ちゃん、いないでしょ?
心理発達も身体発達と同じ。
時間がかかるし、反復が欠かせません。
だから、学校でも家でも赤●を見出し、橙矢印を活性化させ続けるべき。
そういう生活を6年間支援・指導してこそ、小学校の本領発揮です。
________________
自分の行動が誰かの喜びに繋がった
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と確信できる感覚を得ていく、
または
_________________
将来的に誰かを喜ばせることができる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という見通しを感じていく、
そうやって自己効力感=根拠のある自信が自分のものになっていくのですから。
そして、この自己効力感が思春期以降の心理発達(アイデンティティ)を支えるのですが…
この後は省略します。
とても興味深い内容なので、いろいろなとところで話していきますね。
さて、説明に最低でも5,000字はかかるところ、1,700字くらいで書きました。
長すぎると読まれないと思ったので。
自己効力感って何?
どうやって育てるの?
を少しでも感じていただけたら嬉しいです。
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