おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2024/03/21(木) 06:30 | アイデンティティの土台 |
が育っているのを目撃。
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◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
「これはもう一生語り継ごう」と決めた、心が温かくなる出来事をお教えします。
先日の卒園式でのことです。
式の進行の中で、卒園児Iくんの名前が呼ばれました。
緊張もあったのか、Iくんの返事が少しだけ遅れたのですが…
なんと、年中児のKくんがIくんに代わって返事をしたのです。
とても元気に「はい!」。
もちろん、ふざけてそうしたわけではありません。
自分が呼ばれたと勘違いしたのでもありません。
高度に集中して壇上の年長児を見ていると、大切なお友達の名前が呼ばれ…
思わず「はい!」です。
これ、「心温まるいいエピソード」で片づけられることではありません。
「同一化」という人生の大問題に関する重要なヒントが含まれています。
ヒトは「これが自分にとっての幸福だ」という自己理解を深めていかなければなりません。
他人に、そして自分の「無意識」に強制されることなしに。
反対に、自分の殻にこもらず、他者から適切に影響を受けながら。
そうやって、生涯に渡って自分の生き方を信じられる心の強さを「アイデンティティ」と呼びます。
このアイデンティティの日本語訳こそが「自己同一性」。
この心の力は思春期にコア(中核)ができるとされていますが…
思春期になって突如現れ、いきなり完成するわけではありません。
幼児期にはすでにその土台が作られ始めるんです。
ここでようやく話が戻ります。
Iくんに代わって、というよりすっかりIくんになって返事をしたKくんは、Iくんに「同一化」していたんですよね。
同一化するとは、相手の気持ちを考えるといった生易しいものではありません。
「一心同体」の、思わず身体が反応するような心持ちです。
思わず返事をしたKくんのようすを想像したらわかると思います。
自分自身が誰かに「一心同体」で世話をしてもらう経験が積み重なると、自分も誰かと一心同体になることができます。
これが「同一化」の始まり。
思春期に至る人生でこの「同一化」を積み重ねて初めて、本当の「自己同一化」を達成できます。
他人に、自分の「無意識」にすら強制されることなしに、反対に、自分の殻にこもらず、適切に他者から影響を受けながら生きられるようになるんです。
卒園する人達だけでなく、見送る人達のなかにも本当の強さが育ってきていることを確信できた、嬉しい卒園式でした。
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