おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2024/03/13(水) 06:30 | 鬼ごっこで泣くBちゃん |
メタ認知を育むには?
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おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
3/11(月)の続きから。
・メタ認知で人生が豊かになる
・幼児期から育てるのがいい
という内容でしたね。
宿題、挑戦してみましたか?
__________________
メタ認知を高めるために幼稚園で実践している働きかけは?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
正解は
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大人が子供と一心同体となり、他者の気持ちを考えられるようなことを言う
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
です。
仕組み自体はとても簡単です。
生活を想像しながら掘り下げますね。
大勢が走っています。
鬼ごっこです。
大好きなBちゃんにタッチしようと、鬼のAちゃん一生懸命走ります。
Aちゃんはとても足が速い5歳児。
Bちゃんはややゆっくりな4歳児。
当然あっというまに「タッチ!」。
すると、タッチされたBちゃんが泣き出してしまいました。
楽しい鬼ごっことはいえ、まだまだ幼児、大人にはわからないような緊張を感じることだってあります。
いつもすぐ捕まってしまい悔しい、という思いもあるかもしれません。
Aちゃんも困ってしまいました。
当たり前ですが、意地悪でタッチしているわけではありませんから。
ここで、担任の先生が
「子供と一心同体となり、他者の気持ちを考えられるようなことを言う」
としたら、どうなるか?
例えば、Bちゃんにこう言うでしょうか。
「大好きなAちゃんに追いかけられて、何だか悲しくなっちゃったのよね」
あるいはこうでしょうか。
「すぐに捕まっちゃって悔しくなっちゃったのよね」
内容はその場に応じて、ということになるので、今ここで正解を言うことは(原理的に)できませんが…、
Bちゃんの内面を、Bちゃんになったつもりで(一心同体で)想像する
↓
言葉にならない思いを言葉にする
というイメージです。
また、これをAちゃんも聞いています。
「Bちゃんが泣いてしまったのはそういうわけだったのか」と安心・納得するでしょう。
「次に自分より小さい人を追いかける時は怖がらせないように加減しよう」
と配慮が働くかもしれません。
保育者の関わりは「他者の気持ちを考えられるような」ものになっていたと言えるでしょう。
こういった言動が、幼稚園ではいたるところで無数に見られます。
「メタ認知」を高めるために実践していることを感じていただけたでしょうか。
ちなみに、一生懸命になって一緒に遊ぶ大人が言うから効果があります。
偉そうな雰囲気の大人が、座らされている子供に向かって「大切なことを教えてあげよう」のように伝えても無意味。
いっさい響かないでしょう。
子供は(大人も?)一緒に生活してくれる人が好きだし、その人の言うことだけを心から受け取りますから。
__________________
大人が子供と一心同体となり、他者の気持ちを考えられるようなことを言う
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という、子供のメタ認知を伸ばすポイントについてお話ししました。
ぜひ感想をお聞かせくださいませ。
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