おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2024/01/24(水) 06:30 | 「100点すごいね!」 |
より「○○○○」を見てほしい。
◇◆◇◆◇おしらせ◆◇◆◇◆
1/30(火) 10:30~
おにわカフェ人形劇
↓
◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
子育て本などを読むと、よくこのようなことが書いてあります。
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(小学生の子が100点のテスト答案を持ち帰ってきたら)
「100点すごいね!」と結果をほめてはいけません。
「がんばって勉強したもんね!」と過程(プロセス)を褒めましょう。
その理由は?
努力を褒められると努力に焦点が当たるからです。お子さんは「次もがんばろう」と思うでしょう。
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「結果」でなく「プロセス」を褒めるのが子育ての鉄則。
説明が不十分な本も多いですが、この黄金ルールは事実です。
もちろん幼児でも同じ。
補足してわかりやすくしますね。
まず、仕組みを図解します。
いつもの「あの図」です。
↓
「またか~」と思わずご覧ください。
世界中で教育・精神医療に活用されている、とても便利な考え方です。
「100点すごいね!」
「勉強がんばってたもんね!」
は、それぞれココを褒めているということになります。
↓
「心」も「身体」と同じで、使えば使うほど【使った部分】が発達します。
次もいい「結果」を望むなら「プロセス」を伸ばすのが合理的ということですね。
ところで、こんな疑問を感じる人もいるかもしれません。
↓
「100点を褒めれば何度でも100点を取れるようになるのでは?」
残念ながらそうはいかないのです。
「100点」はたくさんの条件が複合的に重なった結果だからです。
・毎朝学校に行く
・授業中は机から離れない
・わからない部分を質問する
・自宅でも学習を繰り返す
・別の単元の知識と結びつける
・家族の協力
・遺伝的な要因
・運
などが合わさって「100点」が実現するわけですよね。
「100点」だけを褒められても子供は自力で再現しづらいんですよ。
論理的思考力が発達途上=「どうすればいいかわからない」ので。
だから結論は「プロセス褒め」。
何をどうがんばっていたか、思考・行動の一つひとつを、子供と一緒に喜びましょう。
上の例を具体化すると
↓
「ランドセル重いのに毎日がんばって学校まで歩いてるもんね!」
「おなかすいても一生懸命に先生の話を聞いてるから偉いと思う!」
「おうちでも自主学習やってたしね!お母さんも真似しよっと!」
といった感じでしょうか。
先ほど「説明が不十分なところもある」と言ったのはこの点。
つまり【具体性】です。
「がんばったね!」では圧倒的に足りないんですよ。
「何をどうがんばったから、どのようによかったのか」、子供だけでは判断しきれないんです。
「プロセス」を「具体的に」認めてあげてください。
もちろん、筋肉と同じで育てただけ育つので、日常生活の中で「これでもか!」と繰り返すことが重要です。
そして最後に…
「具体性」や「繰り返し」よりず~っと重要なのがこれ。
↓
【相互性】
一緒に喜ぶ、といった意味です。
小学校低学年では特に重要。
ましてや幼児にとっては「相互性」=「一緒に喜ぶ」がすべてとすら言えます。
他人の顔して「子供の努力を褒めよう」では全然嬉しくありません。
一心同体のつもりで「こんなふうにがんばってたもんね!」がベスト。
ご家庭でも相互性=一緒に喜ぶがベースにあるといいと思います。
長くなったのでここまでにしますが、「相互性」は本当に大切な要素なので、今後も繰り返し話していきたいです。
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