おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2024/01/19(金) 06:30 | 作家じゃないんだから |
と思うかもしれませんが
◇◆◇◆◇おしらせ◆◇◆◇◆
おしらせ①
1/30(火) 10:30~
おにわカフェ人形劇
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おしらせ②【カフェメンバー限定】
カレーようちえんの日程・申し込みフォームをLINEにお送りしました。
ご参加お待ちしてます!
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おしらせ③
幼稚園のリズム遊びが動画に!
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おうちでぜひご活用ください。
子供と踊ると楽しいですよ!
◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
昨日の投稿で予告した
「ファンタジーを利用した、子供に対する興味深い関わり方の例」
を話します。
ちなみに「ファンタジー」とは、平たくいえば「ウソ」のこと。
とはいえ、他人を騙すための「嘘」ではありません。
詳しくは続きをどうぞ。
↓
私が幼稚園教諭として働き始める前のエピソード。
2学期終盤のある日、A先生は、やや長くお休みしているB子宅に電話しました。
体調を確認するのためでもありますが、単純にB子と話したかったようです。
電話に出たのはB子の母。
雑談していると、近くにいたのであろうB子も話に入ってきます。
以下、A先生とB子のやりとりです。
A「Bちゃん、お風邪が治ったら幼稚園にいらっしゃいね。楽しいわよ」
B「うん!ようちえん行く!遠足もある?」
A「あるわよ!」
近くでこれを聞いていた別の職員は心配したそうです。
「遠足があるだなんて言ってしまって大丈夫だろうか?」
遠足はもう済んでいて、当たり前ですがB子のためにもう一度遠足へ行くなんてことはできません。
つまり、大人の感覚でいえば「(遠足)あるわよ!」は「嘘」。
聞いていた職員が心配したのも無理はありません。
「本当ではない」んですから。
そして後日談。
「遠足だ!楽しみ!」とニコニコ登園したB子はどうなったでしょうか?
ゴキゲンなままお友達やA先生とイスを並べてバスを再現し、「遠足」に出かけたんですって。
エピソードの意図を感じていただけたでしょうか?
上の場面で、A先生は「嘘」を言ったのではありません。
幼児の特性である「ファンタジー」の能力を利用し、生活を前に進めたんです。
実際、A子は「嘘つき!遠足に出かけるはずだったのに!」と悲しんだり怒ったりしていません。
「優しいウソで私を気遣ってくれたんだな」とも思いませんでした。
とにかく前向きに、嬉しい気持ちで生活が動いていったんですよね。
「ファンタジー」があるからこそ心の底から希望を感じられるということです。
仮にA先生が「遠足はないけど幼稚園は楽しいですよ」という方向でB子に対応していたら、どうだったか?
B子の「嬉しい!」という気持ちは、こんなには大きくならなかったと思います。
よく「子供に嘘をついていいんですか?」という質問をいただきますが…
「嘘」はダメですが「ウソ」、というか「ファンタジー」は、むしろどんどん取り入れていくのがいいです。
「ファンタジー」はめちゃくちゃ高度な能力です。
使いこなすには創造力が不可欠ですが…
できます、私達なら。
挑戦です、挑戦。
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