おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2024/01/18(木) 06:50 | もう正解をいいます |
これしかないのはわかっているので
◇◆◇◆◇おしらせ◆◇◆◇◆
おしらせ①
1/30(火) 10:30~
おにわカフェ人形劇
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おしらせ②
幼稚園のリズム遊びが動画に!
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おうちでぜひご活用ください。
子供と踊ると楽しいですよ!
◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
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4歳児はファンタジーの世界で遊べる最後の時期。
ここを大切にできるかどうかが保育の成果に大きく影響する。
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私が今の職業に就いた頃、繰り返し教えられたことです。
27~28歳の私にはその本当の意味がさっぱり理解できませんでした。
若かった私に説明するつもりで掘り下げてみますね。
ご家庭でのお子さんとの関わり方の参考にもなるかもしれません。
テーマとなるのは
・脳の働きがどう発達するか
・その発達をどう実現するか
当たり前ですが、幼児の脳機能は大人のそれと異なっています。
言ってしまえば、幼児には「想像力」や「理解力」がありません。
ない、というか、大人のそれとはかなり異なっていますよね。
「サリー・アン課題」をご存じですか?
別名「誤信念課題」という、発達心理学における有名な検査法です。
ごく簡単にいえば、「サリー・アン課題」では「相手の考えを理解できているか」を調べます。
その結論は
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・3歳は他人の考えがわからない
・4歳はわかるようになってくる
ただ、私は科学的事実を共有したいのではありません。
大切なのはコレ。
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3歳児には、ファンタジーの世界を生きるための優れた能力がある
4歳児にもその能力がまだ残っている
保育(子育て)はそれを伸ばしてナンボ
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ちょっとしたまとめのようなことを、旧ツイッターにも書いたことがあります。
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ガチ天才の恩師は「本当にファンタジーの世界で遊べるのは4歳児までよ」と言う。
その4歳児に「○○ちゃん(友達)ってどんな子?」と尋ねると「お砂場が好きなんだよ!」のように内面「ではないこと」を挙げる傾向あるそう(遠藤利彦, 1994)。
「相互性」を利用して内面を「共に作っていく」時期と言える。
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前半~中盤は、最初にも紹介した、私が就職した頃に教えていただいた内容。
それから「脳の働きがどう発達するか」の話です。
遠藤利彦先生の研究によれば、やはり、4歳は相手の思考を理解しているとは言えません。
だから「お友達はお砂場が好きな子」という、見てわかることに偏った返答になるわけですね。
これに対し、引用の後半で言っているのは「その発達をどう実現するか」。
答えは【一緒にやっていく】です
「相手の心を理解しなさい」
「○○と言ってはいけません」
のように【子供に任せる】のではありません。
子供に乗り移るようにして、脳を共有するかのようにして【一緒にやっていく】関わり方だけが正解です。
そしてもちろん、3~4歳に与えられている天賦の才、ファンタジーを感じる力を存分に使っていきましょう。
夢のある言葉や表現をたっぷり利用するということです。
「ファンタジーを利用した、子供に対する興味深い関わり方の例」が、私の周りにはたくさんあります。
特に適切なエピソードを思い出したので、明日ちょっと書いてみようと思います。
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