おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2023/11/16(木) 06:30 | アドバイスでも助言でも |
ましてや指導でもない○○
◇◆◇◆◇おしらせ◆◇◆◇◆
11/16(木)9:30-11:00
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◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
話したいことはいくらでもある。
でも書く時間はそれほどない。
というおにわ通信のジレンマ。
人生ってそんなものですけど。
というわけで、夏の終わりにしようとして手が回らなかった話です。
お手紙のご紹介。
(一部書き起こし)
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楽しい日々を過ごしたうちの子たちもすでに成人しましたが、
夏休みでうちに帰ってきた時に、久しぶりにみんなで花火をしました。
なつかしいかんじでとてもうれしかったです。
(ことわられるかと思っていたので)
子どもとの関わり方を教えてくださった先生方、子どもと母親両方育てていただいて感謝の思いをまた強く感じた夏の日でした。
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何も偉そうなことを言うつもりなどありません。
その人の人生が幸せであるのは本人の力ですから。
(ましてや、このお手紙をくださった方が在園だった時、私はまだ別の仕事をしていましたし)
それでも、私達のしている保育は無駄ではないと信じられます。
このようなお手紙をいただくと。
・子供の「心」
・最近の呼称だと非認知能力
・OECDが「社会情動的スキル」とか「性格スキル」と呼ぶもの
を育てようと思うと、これは並大抵ではありません。
どうしたって【した方がいいこと】がたくさん出てきます。
子供は変わっていくのだから【した方がいいこと】も増えるのが道理ですね。
ただ、人の幸せの根本は、実はそんなにたくさんありません。
少なく見積もると2~3コ、広く考えてもせいぜい5~6コでしょう。
「心」の幸せに絞ると、
・心底【安心】できる
・自分の【意志】を持てる
・【ゴール】と上手く付き合える(付き合い続けることができる)
の3つだけ、とすら言えます。
子供の幸せを考えて行動する、などは主に3つ目に含まれるでしょう。
私が普段「目的に向かう力」と呼ぶものですね。
話すと長いので端折りますが。
他は、ぐっすり眠るとか空腹を満たすとか、身体的なこと。
その数少ない「幸せ」の根本を身に着けられるよう、保育する私達は真剣に実践しています。
また、この大仕事は園だけでは達成不可能なので、ご家庭にも誘いかけることになります。
「一緒にやりましょ!」って。
現実で考えると、
「おうちで○○を工夫してみたらいいと思いますよ!」
などのように、普段からお伝えすることがたくさんあります。
人によっては、これ、かなりの負担になるんですよね。
(いつもの図。一心同体のイメージ)
子供の幸せに向かうには、周りの大人同士が「近づく」ことが不可欠。
上の図で考えると簡単。
オレンジの丸2つは、一緒に子供を育てる大人同士としてください。
夫婦でも、自分とその親(祖父母)でも、保護者と先生でもいいです。
子供の幸せ(青丸)に近づくほど、大人同氏の距離も縮まっていますね。
バラバラの方向に歩んでいては子供の幸せなど夢のまた夢なんです。
わかりやすく言えば、
お母さん「毎日のびのび遊ばせてあげましょう」
お父さん「スポーツをやらせて礼儀を叩き込もう」
↑
これでは混乱しか生まれません。
子育てでは、周りの大人同士が意見を伝え合い、全力で理解し合うのがいいんです。
ただ、先ほど話した【安心】や【意志】を感じるのが苦手な人にとって、これは難題。
「近づく」ことは、
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ある人にとっては「寄り添う」
別の人には「攻撃される」
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を意味します。
具体的には?
「無理に大量の野菜を食べさせなくても大丈夫ですよ」
↑
こう言われて
・「なるほど」と思うAさん
・カチンとくるBさん
がいるということです。
「心」の問題に関しては、この傾向が極限まで高まります。
「心」は目に見えないので、ヒトはその分デリケートになりますから。
Bさんは、これまでの人生で限界を超える量の「指摘」を受けてきた可能性が高いです。
特に幼少期に。
つまり「(一緒に)○○しましょう!」という「誘い」を「攻撃」と捉える回路が、頭に作られているんです。
保育見学会の動画(13:27~)でも熱弁していますが、一生懸命に保育していると、先生と子供との間で
「○○しましょ!」
という関わりが増えます。
しかしそれは、アドバイスでも助言でも、ましてや指導でもないんですよね。
一心同体であるがために出る「一緒にがんばろう!」です。
大人同士でも同じ。
冒頭のお手紙を書いてくださったTさんには、きっと届いたんです。
「一緒にがんばろう!」が。
嬉しくてたまりません。
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