おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
---|---|
2023/09/20(水) 06:30 | こびとが住む家は |
ドングリ帽子の屋根。
◇◆◇◆◇おしらせ◆◇◆◇◆
【先輩ママに聞く!】
申し込みフォームこちらです。
↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSffMJ-EQjpqcB0VUSjcvLqhHZrcK24nIKtuVjxslpCepkXCrQ/viewform?usp=sf_link
9/26(火)9:30開始予定。
◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお届けします。
ちいさいおにわカフェだけでなく、お隣の幼稚園にもInstagramアカウントがあります。
9月前半のある日、こんな感じの動画を載せました。
↓
https://www.instagram.com/p/Cw4GDzUvr-z/
何ということのない日常の一コマ。
おもしろさが増すかもしれないので、少し解説してみます。
この場面は特に年中児Hくんに焦点が当たっています。
何をしているかというと「こびと」の家作り。
素材は木で、釘やネジでなくテープとボンドで組み立てていますね。
とだけ聞くと「ふーん」くらいの感想しか浮かばないでしょう。
何がおもしろいの?というと、このシーンの【前段階】です。
Hくんは数か月に渡り「こびと」を愛好しています。
初めて「こびと」に触れた時から数えるなら、もっと前から。
そのHくんの遊びが変化していく(深まっていく)ようすを見ながら、
「少し前に進めるタイミングだ」
と、ずっと一緒に生活している担任A先生は考えたんです。
そこで用意しておいたのが、動画でHくんが扱っている木材。
これまでと異なる素材を提案することで考えが広がるとの判断です。
A先生の思いはHくんを助け、具体的な形(家作り)として顕れました。
また、動画後半ではドングリの「帽子」で屋根を飾るようすが。
その場になって出たアイデアで、これは担任の想像の外にあったもの。
夢中で生活していると、こういった偶発的ないいことが起こります。
「釘やネジ」ではなく「ボンドやテープ」を使っている点にも触れておきましょう。
普通、木材での製作というと釘を提案したくなるところ。
もちろんA先生の頭にも「釘やネジ」があります。
では、なぜ「ボンドやテープ」?
Hくんの、というか幼児教育の【ゴール】は工作技術を高めることではありません。
「おもしろい!」「やりたい!」という気持ちを深めることです。
Hくんが金づちを使えるようにする、を目標にするのは、保育としては間違っているんですね。
「こびとの家をいい感じに作るぞ!」というプロセスの中で、場合によって金づちを利用することもある、が保育の真の方法論です。
Hくんの年齢・心身の発達のようす、遊びの流れやペース、お友達との関係やその広がり…
などなどを考えると、ここでは「釘やネジ」より「ボンドやテープ」が適していました。
すくなくとも担任はそう判断したということですね。
もちろん、これが唯一絶対の正解ということではありません。
Hくんにとって最適な展開の一つだったというイメージ。
蛇足ながら、そういった振り返りを次に活かすことができるかどうか、が保育の質と呼ばれるものです。
ある日のある保育場面を、極限までコンパクトにまとめてみました。
ご意見・ご感想などあればぜひお寄せくださいませ。
↓
https://forms.gle/yxvCewuS1PbrBRC2A
(ご意見フォーム)
______________
◆注目されている投稿
バックナンバーへのリンクです。
↓
「褒める」と「叱る」の違い
https://oniwa-ty.com/bkn371656/oniwa/370
「褒める」と「おだてる」の違い
https://oniwa-ty.com/bkn371656/oniwa2/68
&
https://oniwa-ty.com/bkn371656/oniwa2/69
◆おにわ通信へのご感想はこちらへ
↓
https://forms.gle/yxvCewuS1PbrBRC2A
(ご意見フォーム)
◆おにわ通信の解除はこちらから
(再登録はできません)
↓
https://twelfth-ex.com/dm/371656/6/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄