おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2023/07/03(月) 06:30 | うさぎが財布から飛び出す |
子供は嬉しいと思う。
◇◆◇◆◇おしらせ◆◇◆◇◆
おにわカフェInstagramキャンペーン終了しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。
フォローしてくださる方が550名を超え、とても驚いています。
お隣の幼稚園のアカウントも、楽しんでいただけると思います。
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ぜひのぞいてみてください。
◇◆◇おしらせここまで◆◇◆
おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお届けします。
ちいさいおにわカフェの滑り台には動物が生息しています。
フェルト製の手作りうさぎ・猿・だるま達です。
滑り台をコロコロ転がすと非常に楽しいです。
生みの親は、高階幼稚園の卒園お母さま【Uさん】。
先日そのUさんと雑談したのですが、とてもすばらしいことを仰っていたので、共有させてください。
以下Uさん談(個人情報に配慮するため細部改変)
↓
_______________
たまに臨時の仕事として小さな子供と関わることがある。
困った時には、高階幼稚園の考え方を役立てている。
目の前の、子育てに困っている方に助言する時など。
先日もこんなことがあった。
おもちゃを両手に抱えて運ぶという遊びをしている子供(2歳?)。
小さなお手々から頻繁におもちゃがこぼれ落ちる。
お母さんはそのたびに叱る。
「しっかり持ってよ!」
「落とすなって言ったよ!?」
そのようすを見て、居ても立ってもいられず、
「一緒に運んであげると嬉しい気持ちで遊べるかもしれません!」
のように伝えてしまったが、お節介だったかもという迷いもある。
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Uさんの話ここまで。
こういう状況、Uさんでなくてあなたも目にすることがあるのでは?
つまり、
・遊ぶ(遊ぼうとする)子供
・止めることに精一杯の親
というシーンです。
雑談の中でUさんに話したことですが、私もよく出会います。
先日も、ベーカリーの列でこういった事態に遭遇しました。
↓
_______________
母親(30代?)+子供(5歳+2歳?)が私の後ろに並んでいました。
(店内混雑で外に列ができており、私がその先頭にいる)
もちろん視線は送りませんが、お母さんの声がよく聞こえます。
お母さんが言ってらしたことを思い出して並べると↓
・ガラス触るなって言ったでしょ!
・フラフラしない!
・ちゃんと並んでよ!
・パンには触らないんだよ!
・お母さんが取るから見るだけ!
・1人1つだからね!
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私が店に入るまでの2~3分間で「○○するな!」という声かけを10コ以上聞きました。
ここで誤解しないでいただきたいのは、私はこのお母さんを一切責めていないということ。
Uさんとの会話でも「このお母さんは悪人だ」といった話はまったく出ていません。
だって、どうすることもできないじゃないですか。
ちょっとパンを買おうということになって、2人の小さな子を抱えて列に並び、その子達はじっとなんかしていられず…
もともと子育てに手いっぱいのところに「子供を怒らず最高の母親を目指しましょう」なんて。
誰が言えますか。
言えないですよ。
その上で、何とかならないか?
Uさんはこんな実践をしています。
↓
紙製のうさぎ。
同じくバス。
これらをいつでも財布に忍ばせているのだとか。
そして、前述のような【困っているお母さん+困っている子供】に出会った時に使います。
うさぎをそっと取り出し、うさぎとして子供に話しかけてみたり。
泣いたり騒いだりしている子供は、気持ちを前向きに使えていないだけ、ということが多いです。
簡単に言うと、どうすればいいかわからないということです。
「騒がないで!」と言われたって、「じゃあどうすればいいの?」となりますし、
「静かに!」と叱られても、常に心が動いているのが子供ですから。
とはいえ、お母さんだって「じゃあどうすればいいの?」です。
子供の気持ちをうまく前に向けるのは、なれないと難しいですし。
Uさんはそれがわかっています。
だから、子供の気持ちが【いい遊び】に向くように、財布にうさぎを住まわせているんですね。
そうやって大人が先立って気持ちを前に向けていくと、それは子供に伝わっていきます。
子供も前向きに【いい遊び】へ向かっていけるんです。
そうなればしめたもの。
子供からもいい考えが生まれ、発展し、没頭していきます。
うさぎがバスに乗るアイデアも、ある時に子供から生まれたとか。
電車の中という限られた空間、短い短時間でも、Uさんが関わったお子さんは楽しく遊べたわけですね。
お節介を言うつもりはありませんし、正義の味方を気取りたいのでもありません。
前向きに過ごせる親子が増えたら社会全体の雰囲気がよくなって自分も嬉しいな、くらいの感覚です。
Uさんもきっと、同じような考え方なんじゃないかな。
感謝されたいとか、お礼を言われたいとか、そういうんじゃないんですよね。
嬉しい気持ちで生活する親子を見るのが嬉しいし、明るい気持ちになるんです。
ちなみに、Uさんには【カフェで販売する新商品】をリクエストしてあります。
(商品とは言っても、カフェもUさんも儲けゼロ、何ならマイナスですけれど)
そのうち発表しますので、楽しみにお待ちください
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