おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2022/06/30(木) 06:30 | 質問しない。一緒に探す。 |
本当の優しさ。
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日陰で水遊びしましょ!
タオルをお持ちください。
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おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお届けします。
共感できる呟きを見つけました。
ある臨床心理士の方のものです。
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主訴は聞き出すんじゃなくて、一緒に探していくものだと思ってるよ。
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主訴(しゅそ)とは、患者が不調を医師に伝える時の主なもの、という感じ。
この主訴を「一緒に探す」とはどういう意味でしょうか?
医師が患者から「聞き出す」のが普通、と考える人が多いでしょう。
実は、特に心の不調の場合、患者がセラピストに伝えるのは
う わ べ だ け の 悩 み
だったりします。
「家族に対してイライラする」という「主訴」があっても、
その裏には「自分が認められていないようで悲しい」が潜んでいる、
さらにその奥には「子供時代にもっと愛されたかった」が隠れている、
といったようなことです。
この【悩みの内側】は自覚されないことがとても多いんです。
「抑圧」と呼ばれる状態ですね。
この時、「聞き出す」つもりで主訴と向き合っても悩みは解決しません。
患者自身が気づいていないので。
冒頭で紹介したつぶやきのように、「一緒に探す」姿勢が重要です。
このツイートに共感したのは、保育も同じだから。
子供は【充実】するために遊びたがっているわけですが、
どうすればもっとも【充実】できるか、は理解していません。
ここでまさに「一緒に探す」気持ちが欠かせないわけです。
蛇足ながら付け足すと、「聞き出す」つもりで保育すると失敗します。
「どうしたいの?」
「何が欲しいの?」
「どっちの遊びにする?」
子供は大人のように先を見通して生活しているわけではありません。
だいいち、質問ばかりされたらうっとうしいですよね、大人だって。
製作を進めながら「こうしたら素敵になりそう!」と「一緒に想像する」。
電車ごっこが停滞しそうなら「もうすぐ駅です」と言って「一緒に作る」。
発達心理学者の森口祐介先生は、大人が「一緒に前頭前野を動かす」ことで
子供の前頭前野が活性化することを説明しています。
※前頭前野は記憶・アイデア・感情コントロールなどを司る部位
【主訴】は聞き出すんじゃなくて、一緒に探していくもの。
↓
【遊び】は聞き出すんじゃなくて、一緒に探していくもの。
どちらも真実だと思います。
高階幼稚園の先生達を見ると、「一緒に探す」保育を徹底しています。
自園ながら感動してます、毎日。
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