おにわ通信 バックナンバー
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2022/06/29(水) 06:30 | 【相談】乱暴ないとこ |
一緒に遊ばせたいのだけれど…
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おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお届けします。
①大学で保育を教える先生が高階幼稚園に見学にいらした
②ちょっと乱暴ないとことの付き合い方に関する相談をいただいた
どちらの話をするか迷いましたが
①はまた今度。
今日は②です。
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自分の子と、ちょっと乱暴ないとことの付き合いをどうしたらいいか?
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という相談を受けました。
(個人が特定されないよう、性別・年齢など細部を伏せます)
こういった相談や報告、実はかなりたくさんいただくんです。
高階幼稚園に通うご家庭からも。
いとこと一緒に遊ばせたいのだが、そのいとこがいつも不機嫌。
ゲーム機ばかりいじっていて、想像力を使った遊びが一緒にできない。
などなど。
大切ないとこですから、一緒に楽しく遊べたら最高ですよね。
しかし、今回ご相談くださった方は、状況がもう少し悪いです。
そのいとこが年下のきょうだいに乱暴するのだとか。
ちょっと整理すると
相談主のお子さん:Aちゃん
いとこ(年上):Bちゃん
いとこ(年下):Cちゃん
Bちゃん・Cちゃんはきょうだい
となります。
(「ちゃん」をつけずに話します)
Aのお母さんはみんなで楽しく遊ぶことを望んでいるけれど
BがCを蹴ることがあり、
悪い影響を受けないか心配。
でもやはり一緒に遊ばせたい。
私の答えはこうでした。
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3人で遊んでいるところに、お母さんが一緒にいられるなら
Bが楽しいことに気持ちを向けられるよう援助してみてください。
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Bはおそらく、前向きな気持ちになれないためにCに乱暴してます。
目の前のことにしか意識が及ばない、と言ってもいいでしょう。
周りの人(きょうだい・いとこ・友達)と力を合わせ、
一緒に工夫し、
役割を分担し、
遊びが楽しくなるように(目的に向かうために)力を使えないんです。
「そこを援助してあげてください」、と私は伝えたわけですね。
【心】も【筋肉】のように育てるといい、と中野信子先生も言っています。
※東大院出身の脳神経医学者
目的に向かって充実して遊ぶ経験をひたすら繰り返すことで
目的に向かって充実して遊ぶ力が高まっていくということです。
そうなれば年下のきょうだいを蹴るヒマなどなくなりますし、
そもそも前向きな生活は楽しいですから乱暴ではなくなっていきます。
ただ、【筋肉】のように育てるというイメージからわかるように、
【心】は一朝一夕では伸びません。
筋トレと同じです。
時間がかかり、継続も不可欠。
「週1で筋トレしてるけど痩せないんだよねー。なんでかな?」
と話す友人がいたら
「少ないよ。毎日やらないと」
って答えるでしょ?
【心】の鍛え方も同じ。
週1よく遊んでも意味ありません。
ぜんっぜん足りないわけですよ。
いとこの場合、そんなに頻繁に会うわけではないでしょうから、
【心】が育つように適切な援助を行うのは相当難しいでしょうね。
Bの親を巻き込んで生活を見直す、というのが対応が必要ですが、
簡単にはいかないかもしれません。
また、「目的に向かう力」が不足しているだけならマシで、
それ以前に「安心して生活する力」が育っていないケースも考えられます。
周りの大人が明るい返事をしてくれない、いつも不機嫌である、
という生活をBがしているとしたら、
楽しく遊べるように援助するだけではまったく足りないんです。
嬉しい気持ちで毎日を送れるよう環境を見直さなければ。
短い相談時間であり、ここで話したすべては伝えられませんでしたが、
Aちゃんのお母さんのご心配が解消することを願っています。
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