おにわ通信 バックナンバー
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2022/06/08(水) 06:30 | プラティべロドンのアゴの骨 |
と同じくらい不要な○○
●●●●●●お知らせ●●●●●●
引き換え最終週です。
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(見本)
6/10(金)までにどうぞ。
肌寒い日には温かいドリンクOK!
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おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお届けします。
私は「怒り」に興味があります。
月曜にも書きましたが、人間の発達や進化と「怒り」の関係について
講座やります。
いつになるかはわかりませんが。
本日お伝えしたいのは
___________
怒りは(ほぼ)不要な感情
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という話。
話がかなり広がります。
ついてきてくださいね。
まずこちらをご覧ください。
↓
プラティべロドンの化石。
約2億年前、大陸が現在と異なる形をしていた頃の動物です。
このあたりに生息していたそう。
↓
(wikipediaより)
ちなみにゴンドワナ大陸は現在のインド・アフリカ・南アメリカ。
ローレシア大陸が現在のユーラシア大陸と北アメリカです。
時の流れはすさまじいですね。
プラティべロドンはゾウの仲間。
川崎悟司さんのイラストをお借りし、進化の流れを見てみると…
↓
赤マルがプラティべロドン。
※「プラティ」と略しますね。
ゾウの仲間というよりは、ゾウへと進化していく中間の生物。
上で紹介したツイートの通り、プラティはすでに絶滅しています。
発達した下アゴで地中の食物を探すなどの行動が非効率なあまり、
多種との生存競争に敗れたようです。
当初は生活に必要、あるいは生活に有利だったはずの下アゴが、
数十万年(?)後の環境では不要・不利になっていたということでしょう。
※「進化」には数十万年かかる。
現在の通説として、ヒトを含む生物の進化には「設計図」がありません。
「理想の姿」に向かって進化しているのではない、という意味です。
その時代の環境にたまたまフィットした姿が形として残り(そう進化し)、
次世代の「あたりまえ」になります。
ここでようやくヒトの話。
ヒトには「怒り」感情があります。
数万年前の私達は、生きるために「怒り」を必要としていたんです。
※私達は数万年前から大きく進化していないと考えられている。
・狩りをする時
・肉食獣に襲われた時
・隣の部族との抗争時
「パッと怒りを出せるヒト」が有利なのは想像できますよね。
ところが文明社会になると、怒りは不要になりました。
・狩りでなく農耕をするようになった
・肉食動物に襲われなくなった
・(単純な)殺し合いがなくなった
(政治的な「戦争」は増えた)
などの理由によります。
もっと言うと、「怒り」がない方が生存に有利な環境になったわけです。
怒って即座に行動するより、落ち着いて進めるほうが有利ですもんね。
農耕も、現代的な社会生活も。
下アゴが環境に合わなくなって数万年たった頃、プラティは絶滅しました。
ヒトの怒り感情はどうでしょう?
急激な文明の発展により、生活する上で邪魔な感情になったものの、
3000~4000年程度では生物として進化できるわけありませんから、
私達は相変わらず「怒る生物」。
それでも、普段からこう考えるようにすると楽になるかもしれません。
↓
「ヒトの怒り感情はプラティの下アゴと同じで、現代は必要ないもの」
怒りを感じるのは生き物として当たり前すぎるほど当たり前ですが、
「ちょっと控えようかな?」くらいがちょうどいい、と私は思います。
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