おにわ通信 バックナンバー
日時 | タイトル |
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2022/06/03(金) 06:30 | 大損するコミュニケーション術 |
ついでにプロメテウスの話をします。
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メンバー・在園生限定で開催した講座を動画にしました。
↓
https://youtu.be/VEuWAPV1bxE
(YouTubeへのリンク)
テーマは「大人の発達」。
「自分のことがよくわかった」などの感想をいただいています。
ぜひご覧ください。
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おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお届けします。
夫(妻)に家事を頼む時、
あなたの印象を最悪にすることができる伝え方のポイントがあります。
知りたいですか?
それは…
【相手】に気持ちを向けること。
俗にいう【YOUメッセージ】ですね。
「お皿を洗うのはあなたの仕事、あなたの責任だからね?」
「以前にも忘れないように言ったよね?なんでできないの?」
このように【相手(You)】に気持ちを向けながら伝えてみてください。
かなりの確率で嫌われます。
反対に、上級者のコミュニケーション法といわれるのが【Iメッセージ】。
「お皿を洗ってくれると嬉しいな」
といった、【自分(I)】のこととして伝えるテクニックを指します。
自分の意志で動くことを快く感じる、というヒトの性質を利用するのです。
運命共同体である家族メンバーが「嬉しい」と言っているわけですから、
「それなら洗おう」
と、自らの意志で行動したくなることが予想されますよね。
YOUメッセージが嫌われるのは「押しつけられた」感じを与えるから。
ここで、コミュニケーションをさらに複雑にする事実があります。
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これまでの人生で(特に幼少期に)「押しつけられた」経験が多い人は
裏のない「お皿を洗ってくれると嬉しいな」というメッセージにも
「押しつけられた」と脳が反応しがち。
そう感じることが習慣になっている。
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【意志】を尊重されてこなかった人は、他人の【意志】が怖いんです。
私はこれを以前から「意志コンプレックス」と呼んでいましたが、
最近「プロメテウス・コンプレックス」という呼び方を知りました。
ギリシャ神話に登場する神の名前に由来するようです。
天の火を盗んで人間に与え、罰として鷲(ワシ)に内臓を食われたのだとか。
つまり【意志】を発揮したことで罰を受けた神様ということですね。
幼少期に意志を出せないと、プロメテウス・コンプレックスになりがち。
「子供時代、私が何かしようとするたび、親は不機嫌になっていた」
そういうケース、少なくないです。
子供にとって親の機嫌は命に関わるほど重要なものですから、
「○○しよう」という意志は無意識に抑圧されることになります。
抑圧されたとはいえ、呼吸と同じで出さないわけにはいきません。
大人になってからプロメテウス・コンプレックスとして現れます。
つまり、他人の【意志】を大袈裟に感じ、拒否しようとするのですね。
これはあなたのせいではありません。
生まれ育つ環境は選べないからです。
ただ、そんな経験のために「意志コンプレックス」に陥っているとしたら
今後も人間関係で大損し続けることになってしまいます。
自分と相手の【意志】を正しく感じ取りつつ、生活したいものです。
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