おにわ通信 バックナンバー

こんにちは！
ゆうた先生です！

おにわ通信を
お送りします。

私がいる幼稚園では
来週いよいよ卒園式。

いろいろなことが頭に浮かびます。

書き始めると2万字を超えそう…。

なにはともあれ

ご卒園おめでとうございます。

 

さて、卒園・進級は本当に
めでたい・嬉しいことですが、

私たちには「次」があります。

「次の生活」があるわけです。

私は、30代後半の今でこそ
やや涙もろくなりましたが、

10～20代の頃は人生の節目で
感情が大きく動くことが

ほとんどありませんでした。

要するに、自分の入学や卒業が
嬉しくも悲しくもなかったんです。

なぜか？

「次」のことばかり
考えていたからです。

入学したら学校生活が、

卒業したら次の学校生活、または
社会人生活が始まりますよね。

人間にとって本当に大切なのは

卒業式などの「イベント」ではなく
「普段の生活」の積み重ね。

入学・卒業に振り回されて
「次の生活」が手薄になるのが

イヤだったんでしょうね。
10～20代の私は。

 

映画を観る時も、
私はそんな感じです。

映画では「愛」や「死」などが
テーマになることが多く、

観ると感情が揺さぶられますが、

映画が終わった「次」の瞬間、
普段の生活が始まるわけです。

映画のような物語は
日常では起こらないんですよね。

そして、自分のやるべきことが
日常の中にはたくさんあります。

だから、映画より日常のことを
考えてしまって

つい観るのをやめてしまう
ということが多いです。

 

冷めた人間に思えるかもしれませんが

私はむしろ反対だと思っています。

普段の生活を愛している
ということだからです。

日常の積み重ねこそが
遥か遠いところまで
人間を連れて行ってくれる

と信じているんです。

 

もちろん卒業は特別なできごと。

それこそ「日常」を積み重ねてきた
結果が現れるシーンです。

だから、幼稚園の卒園式でも
心から「おめでとう！」と思います。

同時に、子供たちの明日からの
生活が充実したものになってほしい

と願わずにいられません。

幸せに生きてほしいです。

 

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