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日時 | タイトル |
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2021/07/22(木) 06:30 | 家族問題(続) |
親と子は役割が違う。
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おはようございます。
ゆうた先生です。
おにわ通信をお送りします。
「家族療法」について、
続きを話していきますね。
(この本のレビュー+感想です)
家族療法ではメンバーの役割を
次の2つに分けるそうです。
↓
・遂行役割(親)
・従属役割(子)
遂行(すいこう)の意味とは
家族の関係をよくする役割の遂行。
従属(じゅうぞく)は、もちろん
悪いニュアンスではありません。
子は親の役割を肩代わりできない、
子供は親についていくしかない、
といった意味です。
(そりゃそうですよね)
そして、親の「遂行」が不調な時、
つまり、家族関係をよくする力が
失われつつある時、
「従属」するしかない子供に
「問題」が起こりやすくなります。
この時、子供の「問題」ばかりに
目を向けても、多くの場合は徒労。
・引きこもりをやめさせよう
・リストカットをやめさせよう
・万引きをやめさせよう
こういった努力を重ねても
ほとんどが無駄なんです。
著者の斎藤学(さとる)さんは
「溺れている人を助けに飛び込み、
しがみつかれて一緒に溺れる感じ」
のように言っています。
では、問題・症状が現れた時、
どのような流れで治療するのか?
続きを明日にでも書きますね。
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